共同通信社が17、18両日に実施した全国電話世論調査によると、内閣支持率は前回6月から9・7ポイント急落し37・7%で、不支持率は51・6%(同8・6ポイント増)でした。
安全保障関連法案の強行採決に反対は73・3%で、安保法案の今国会成立に反対は68・2%(前回より5・1ポイント増)でした。
安保法案の衆院通過から1日明けた17日夜も、国会周辺に抗議する大勢の市民が押し寄せ、主催した「総がかり行動実行委員会」と大学生らのグループ「SEALDs(シールズ)」によると、午後11時時点で5万人に達しました。
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安倍内閣支持急落37% 不支持過半数で逆転
東京新聞 2015年7月18日
共同通信社が17、18両日に実施した全国電話世論調査によると、内閣支持率は37・7%で、前回6月の47・4%から9・7ポイント急落した。不支持率は51・6%(前回43・0%)と過半数に達し、2012年12月発足の第2次安倍政権以降で初めて支持と不支持が逆転した。
与党が16日の衆院本会議で、多くの野党が退席や欠席する中、安全保障関連法案を採決し、可決したことに「よくなかった」との回答が73・3%を占めた。「よかった」は21・4%だった。
安保法案の今国会成立に反対が68・2%で前回から5・1ポイント増えた。賛成は24・6%だった。(共同)
「俺たちは怒っている」 SEALDs主催 夜の国会前に5万人
東京新聞 2015年7月18日
安全保障関連法案の衆院通過から一日明けた十七日夜も、国会周辺に大勢の市民が押し寄せ、「戦争法案、絶対廃案!」「俺たちは怒っている」と政権に抗議の声を上げ続けた。
主催した「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」と大学生らのグループ「SEALDs(自由と民主主義のための学生緊急行動、シールズ)」によると、午後十一時時点で五万人が集まった。
賛同学者が一万人を超えた「安全保障関連法案に反対する学者の会」を代表し、国会正門前に立った渡辺治・一橋大名誉教授(政治学)は「『戦争する国』になるのを阻めるかの正念場。運動を広げ、私たちの怒りの熱気で熱い夏にしよう」と呼び掛けた。