2016年2月17日水曜日

17- 「9条をノーベル賞に」 神戸の会、今年も推薦

 神戸新聞 2016年2月13日
 大学教授らでつくる「憲法9条をノーベル平和賞に推す神戸の会」は13日、神戸市内で会見を開き、戦争放棄を定めた憲法9条の平和賞受賞を目指し、ノーベル賞委員会(ノルウェー)に推薦状を出したと発表した。今年で3回目となり、過去最多の122人が推薦人に名を連ねた。
 
 同会は2013年12月、ノーベル賞の推薦資格を持つ教授らで発足。14年は30人が、15年は111人が推薦人となり、「日本で9条を守る活動をする団体」を受賞対象として推薦状を提出してきた。
 昨年9月、集団的自衛権の行使を認める安全保障関連法案が可決され、今夏の参院選では憲法改正が争点となる可能性がある中、今年は推薦文に「憲法9条が日本の軍事大国化の歯止めになっている」と明記した。
 会見で水垣渉・京都大名誉教授(80)は「憲法は日本だけでなく世界にとって重要な意義を持つ。守っていかなければならない」と訴えた。(宮本万里子)