読売新聞による「アベノミクス」に関する全国世論調査(郵送方式)の結果は下記の通りでした。
アベノミクスを「評価しない」は57%、今後、景気回復を「期待できない」は65%、景気回復を「実感していない」は84%に達しました。
アベノミクスに対して厳しい評価が下りました。
「孤立無援」ながら何故か意気軒昂な安倍氏の記事も併せて紹介します。
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アベノミクス「評価せず」57%…読売世論調査
読売新聞 2016年02月26日
読売新聞社は、安倍内閣の経済政策「アベノミクス」に関する全国世論調査(郵送方式)を実施した。
この3年余りの経済政策を「評価しない」は57%で、「評価する」の42%を上回った。評価しない理由(複数回答)のトップは「収入が増えない」の60%で、評価する理由(同)は「大企業を中心に業績が改善した」の44%がトップだった。
今後、景気回復を「期待できる」と答えた人は34%、「期待できない」は65%だった。景気回復を「実感していない」は84%に達した。
アベノミクスへの厳しい評価が多数となったのは、企業の業績改善の効果が家計に及んでいないことや、年明けからの株価の乱高下で日本経済の先行きに懸念が広がったことが影響したとみられる。
アベノミクス批判に反論 労働改革「最大のチャレンジ」―安倍首相
時事通信 2月25日
安倍晋三首相は25日午前、東京都内で講演し、最近の株価急落や円高に関し「日本経済のファンダメンタルズ(基礎的条件)はしっかりしており、経済の好循環は確実に生まれている。『アベノミクスが失敗した』などという言説は全く根拠がない」と述べ、経済政策への批判に反論した。
首相は、女性や高齢者が活躍できる労働市場改革が「安倍内閣の次の3年間の最大のチャレンジだ」と強調。「同一労働同一賃金の導入に本腰を入れて取り組み、正規雇用と非正規雇用の壁を取り払う。少子高齢化という日本の構造問題に内閣一丸で真正面から立ち向かう」と訴えた。