同会報より転載して、県の9条の会及び各基礎組織の活動状況等をお知らせします。
スペースの関係で記事の一部は割愛しましたが、各組織の活動状況については今回は全てを紹介します。
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「2000万署名を軸に、
戦争法廃止・立憲主義を取り戻す国民的な共同・連帯を!!
「9条の会」の活動の経験・教訓を生かし、今、その真価を発揮する時
1月23日、県9条の会・拡大事務局会議は、戦争法廃止に向けた運動の活動交流を行い、2000万署名を軸に、戦争法廃止を願う県民の思いを総結集する党派を超えた運動を強める決意を固めあいました。
会議の冒頭、工藤和雄・県9条の会事務局長が、全県交流会以降の戦争法廃止を求める運動の状況と一部知識人やマスコミが戦争法廃止の立場に立ちつつ、「自衛隊を専守防衛の軍隊と憲法上明確に位置づけ、集団的自衛権の行使を禁ずる明文改憲が必要である」という「新9条改憲論」の問題点などについて報告。
憲法9条は死んでいない!
工藤事務局長は、憲法9条は死んではいない、改憲派は「次は9条改憲だ」と息巻き突き進もうとしている。戦争する国づくりを完成させるためには自衛隊を軍隊にし、軍法会議の設置も必要となり、憲法9条が障害になると改憲派も認識している。新9条論が、結果として、自民党流の9条改憲に手を貸すことになるという誤りに気付いてもらう必要がある。「戦争法廃止の大きな連帯」を崩さないという視点が重要であることを指摘。
他国の軍隊に劣らない装備を持つ自衛隊を憲法上で「正式に認知すれば、軍産複合体の政治的地位と権限は間違いなく強化される。日米軍事同盟の下、自衛隊は、米軍の依頼を断ることはできない。その活動がグローバルに拡大することは必至で、自衛隊の活動の野放図な拡大を防止するという意図に反する結果になる可能性が大きい」「憲法と現実との間にかい離がある時に、現実に合わせるという手法は、立憲主義を国民の側が手放すことを意味する」と憲法の本質に触れて新9条論の問題点と危険性を指摘、運動を分断させないことが大切であることを強調。
全県で「伝える、伝わる」大作戦を
今後の全県の9条の会の運動を強めるために
①学習会や講演会の講師派遣、ニュースの発行を強める。
②次の参院選挙から18歳選挙権が実現することに合わせ、若者向けのリーフレット10万枚を作製し、高校、専門学校、大学の卒業式に間に合わせ、全県の9条の会で活用できるようにする。
③のぼり旗の第2弾、「戦争法廃止・とり戻そう 憲法9条」の新しいのぼり旗を作成し、全県の全地域で「伝える、伝わる大作戦」の展開を呼び掛けました。
討論の中では、戦争法廃止に向けた野党共闘の新潟県内の状況、戦争法廃止の2000万署名運動と野党共闘を実現させる運動との関連など、不安や疑問なども率直に話し合われました。戦争法廃止に向けて地域の市民の会の結成を「9条の会]の活動の経験・教訓を生かした活動などを交流し、今こそ、9条の会運動の役割りを発揮する時、地味で2000万署名の達成をめざす運動を大きく広げ、参議員選挙では戦争法を強行した自民・公明党の議席を少数派に追い込み戦争法廃止の展望を切り開く闘いになるように、地域での宣伝活動も大いに強化し、地域の9条の会もさらに大きくすることを確認し合いました。
この会議には、「弥彦村にも9条の会を作っていきたい」と弥彦村からも参加されました。
戦争法廃止するため、すべての野党が共同のテーブルにつき、
参院選で「戦争法廃止・立憲主義の回復」めざす野党統一候補を
「安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合@新潟」が街頭宣伝・懇談会を開催
1月25日、新潟市で「市貝連合@新潟」の共同代表の佐々木寛・新潟国際情報大字撒授、金子修弁護士、ママの会@新潟の磯貝潤子さんらが、戦争法廃止と立憲主義を回復し、個人の尊厳を擁護する政治の実現のために、参院選挙で野党が統一候補を実現し勝利できるよう声を上げよう」と呼びかける街頭宣伝行動が行われました。大雪の中、宣伝活動には100人が参加しました。
1月26日、新潟市中央区のユニゾンプラザで、戦争法廃止の野党統ー候補の実現をめざしはじめての野党懇談会が開かれました。懇談会には、日本共産党・西沢博、生活の党・森ゆう子、維新の党・米山隆一の各予定侯候補と社民党県連杜・渡辺幹事長の4党が参加しました。民主党は「候補が決まっていない」ということで参加しませんでした。参加された各党代表からは、「市民連合@新潟]の「戦争法廃止の野党統一輸哺の擁立を」の提起に対する認識と見解が述べられました。
その要点は、「全野党が同一のテーブルにつき議論することがスタート」(日本共産党)「オール新潟で野党一丸となって、県民と一緒に勝利を」(生活の党)「きちんとしたルールのもとに野党の話し合いができたら、それに従う」(維新の党)「共産含め全野党共闘でなければ」(社民党)などです。
すべての野党が共同のテーカレにつき、市民団体と一緒になって「戦争法廃止」を明確に掲げる統一候補の実現が求められます。
<各組織の活動の様子>
○良寛の里9条の会
地域の署名目標4700筆 寺泊地区は目標の4割を超える 全体で1200筆を超える!
12月8日、「かなえたい夢があるから、生きていきたい未来があるから、」という「若者向け」チラシを坦賊の高校前で15名で400枚のチラシを配布。 11400世帯にしんぶん折り込みを行いました。3名の方から家族全員の署名を書いて郵便で送られてきた。また、折り込みチラシをみたという女性から「子どもが昨年4月に就職した。戦争法が通り、息子のことが心配だ」との電話があり、訪ねて行ってお話したら、署名を集めてくれることに。女性が参加しているスポーツクラブのところで訴えて署名をしてもらったと50名の署名が届けられた。
地域で署名目標を4700に決めた。現在の到達は1200筆位になっている。各地域で目標を決めて進めている。
寺泊地域は2000名目標で現在900筆を超えた。会の代表のお寺の住職さんは、法事や檀家周りの際にお願いしたと40名集めている。床屋さんは店にポスターを貼り、お客さんに訴えて20名の署名を集め、さらに広げている。力持ちで200、300名を目標に取り組んでいる人もいる。
○憲法9条を守る阿賀野の会
9条の会の真価を発揮する時!!
全会員に統一署名の用紙を届け、9条の会-の会員500名を目指す活動と合わせて取り組みを強めている。2月13日に「戦争させない・9条守れ・あがの市民の会」の結成を呼び掛け、これまで自民党を支持してきた人たちも含め、党派を超えた運動で、戦争法の廃止に向けて運動を進めたい。あらゆる党派を結集する活動は、これまで9条の会がやってきた活動であり、その真価を発揮する時、火本土の週3日間、独自の宣伝カーを市内に走らせ、宣伝活動も開始している。
○十日町9条の会
「戦争法廃止し、憲法9条を守り抜く年に! 2月19日に目標の過半数の突破をめざす!
十日町9条の会は、1月10日、19名の参加で新年会を開催、それぞれのあふれる思いを語り合い、戦争法廃止に向けて参議員選挙で「戦争法ノー」の野党統一候補を勝利させる、そのためにも2000万署名目標を達成させようと決意を固めあいました。
各地域ごとに署名目標を決め、全市の署名目標は9100名に各地域ごとに集約担当者を決めて「9」の日を集約日に集約者に連絡する体制も決めて推進しています。
中里地域は、雪が多い地域から集落ごとにローラー作戦を進め、目標1200名に対し現在820名まで到達。中里の商店街での宣伝行動では140名の署名が集まりました。
「大井田・新座」地域も目標1200に対し610筆を超えました。「安保法は必要ではないか」という人もいるが、それぞれが自分の体験や思いを語って訴えて広げている。
スタンディング行動も参加者が「戦争法に対する自分の思いを語る」リレートークとしてやっている。参加した人が、その時々の問題についても合わせて訴える活動になっている。松之山でもスタンディング宣伝をやっている。十日町民商も毎週火曜日にスタンディング宣伝を行うなど、運動が広がっている。
○新潟市江南区連絡会
「戦争法はダメ! 」の怒りを 江南区の署名スタート集会に70名
新潟市江南区の「亀田地区憲法9条を守る会」と「曽野木9条の会」を中心に1月16日、ストップ!戦争法江南区連絡会は、2000万署名スタート集会を開催、70名が参加しました。映画「標的の村」を上映。平凡な日常がアメリカと日本政府によって壊されていく不条理に怒りをかきたてられ、オスプレイの基地建設に反対した住民(8才の子どもまで)も裁判にかける政府・防衛省・・・、参加者は涙し、感動は「戦争法はだめ!」の怒りに。
亀田9条の会の吉野さんから2000万署名の取り組みについて提案。2月11日までに江南区で4000筆、5月3日までに11000筆を目標に取り組むことを確認し合いました。
○湯の町湯沢平和の輪
様々な立場の違いを超えて共同し 湯沢でも1000人以上の統一署名を
昨年12月12日、全国の「総がかり行動」の呼び卦けに応え、「湯の町湯沢平和の輪」が町内の様々な団体・個人に呼びかけ、戦争法廃止を求める2000万署名を推進する「戦争の道にストップをかける湯沢の会」を立ち上げ、1000名を超える署名をめざすことを確認。毎月19日行動に合わせて署名も集約し、運動を広げることにしています。1月19日集約で545筆に到達しています。
「掲示板」ニュースを発行し、多くの人に署名用紙も届け、町ぐるみの運動で大幅な超過達成をめざしています。
「掲示板」ニュースを発行し、多くの人に署名用紙も届け、町ぐるみの運動で大幅な超過達成をめざしています。