2016年4月5日火曜日

05- さいたま市で 安保法廃止へ野党共闘を訴える市民集会

 今夏の参院選で野党共闘を実現させようと、安全保障法制の廃止を求める埼玉ネットワーク」は2日、さいたま市でシンポジウムと市民集会を開きました
 シンポジウムでは、思想家の鈴木邦男氏と立教大学名誉教授の門奈直樹氏が講演しました
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安保法廃止へ野党共闘を訴え さいたまで市民集会、メディア批判も
埼玉新聞 2016年4月4日
 今夏の参院選で野党共闘を実現させようと、安全保障法制の廃止を求める有識者や市民団体などでつくる「憲法をこわすな!私達の手で選挙共闘の実現を!埼玉ネットワーク」は2日、さいたま市浦和区で、シンポジウムと市民集会を開いた。
 
 シンポジウムでは、思想家の鈴木邦男氏と立教大学名誉教授の門奈直樹氏が講演。
 
 鈴木氏は「政治に夢や理想を持って語ると無理だと言われ、現実路線のことを一般に受けるように言うようになる」と現在の政治の風潮を指摘。「簡単なところから突破口を開こうとしてくるが、きれいな言説にだまされてはならない。国民があっての憲法」と小さな動きでも政権を注視する必要があると話した。
 門奈氏は安倍政権が使うキャッチフレーズを報じるマスメディアに触れ、「そのまま無批判で見出しや記事に使っている。国民を愚弄(ぐろう)する政権の姿勢を補完する役割になっている」と批判。「メディアは批判精神と提言、名も無き者に寄り添う共感精神が必要だ」と訴えた。
 
 市民集会では、参加者が「待機児童の問題に対して、規制緩和でなく、保育環境整備の方向に転換してほしい」「市民一人一人に学問する権利がある。奨学金と経済戦略を結び付けないで」と訴え、それぞれの抱える問題に関して要望した。