2016年4月20日水曜日

19日は各地で安保関連法廃止アピールの行動

 昨年19日に安全保障関連法の成立から7ヶ月目の19日、各地で同法の廃止を訴えるアピール行動が行われました。
 
 東京新聞の栃木版は同県内で行われた街頭行動・署名行動を報じました。
 札幌では、デモや座り込みが行われました。
 千葉県では県内約15の市民団体が「安保法廃止! 立憲主義・民主主義をとりもどすオール千葉県の会」を結成しました。
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成立7カ月 安保関連法廃止を 各地で「19日行動」栃木) 
東京新聞 2016年4月20日
 昨年九月の安全保障関連法の成立から七カ月となった十九日、廃止を訴えるアピール行動が県内各地で行われた。雨が降る中、市民団体のメンバーらが声を上げた。
 
 宇都宮市の東武宇都宮駅前では、市民団体「安保法制(戦争法)廃止! 9条守れ! 宇都宮市民の会」の主催で街頭行動があり、約四十人が参加。代表の石田弘太郎弁護士は、安保関連法の廃止と憲法改正の阻止を訴えた。
 平和運動を進める「ピースうつのみや」の田中一紀(かずのり)代表は、宇都宮市中心部が大きな被害を受けた一九四五年七月の宇都宮空襲に触れ、「自分たちの力で平和の道をつくることが大切」と訴えた。
 このほか、宇都宮二荒山(ふたあらやま)神社前でも、市民団体「戦争をさせない全国署名県連絡会」の約三十人が道行く人に署名を求めた。署名活動は鹿沼、栃木、佐野、日光、小山の各市や茂木町でも行われた。 (後藤慎一)
 
 
安保法廃止、諦めぬ 札幌でデモや座り込み
北海道新聞 2016年4月20日
 3月に施行された安全保障関連法の廃止を訴えるデモ行進や座り込みが19日、札幌市中心部であり、参加者が「施行されても諦めない」と声を上げた。
 デモ行進は市民団体「戦争をさせない北海道委員会」が主催。約600人(主催者発表)が、大通公園周辺を歩いた。出発に先立ち、息子が陸上自衛官という千歳市の50代の女性が飛び入りで演説。南スーダンの国連平和維持活動(PKO)に陸自第7師団(千歳)を主力とする部隊が派遣されることに関して「隊員に何か起こってからでは遅い。子供に迷惑をかけるが、声を上げないわけにはいかない」と訴えた。
 
 
(千葉)県内の15市民団体、安保法廃止へ一丸 「オール千葉」結成  
東京新聞 2016年4月20日
 安全保障関連法に反対する県内約十五の市民団体が十九日、「安保法廃止! 立憲主義・民主主義をとりもどすオール千葉県の会(安保法廃止! オール千葉)」を結成した。街頭活動や、安保法の廃止を求める署名に取り組んでいく。
 
 国会周辺での抗議行動などを主導した「戦争させない・9条壊すな! 総がかり行動実行委員会」のように、県内で統一的な運動をするために結成。弁護士らでつくる「安保法廃止を求める弁護士の会・千葉」など、三団体が呼び掛け、大学教職員や母親、若手弁護士、九条の会など、多様な市民グループが参加した。
 弁護士の会の共同代表の一人、高橋勲弁護士は記者会見で「安保法は明確に違憲で、立憲主義、民主主義に反する。廃止法案を一日も早く審議すべきだ」と訴えた。会見後にはJR千葉駅前で約百二十人が、チラシ配布や署名依頼などに取り組んだ。 (村上一樹)