共産党の志位委員長は党の中央委総会で、次の衆議院選挙で野党間の候補者調整を行えば、「与野党が逆転する」と述べました。しかし「民進党は共闘の協議に入らないという態度なので、野党共闘を追求しつつ、候補者擁立を積極的に推進する」とも述べて、民進党をけん制しました。
民進党は、衆院選は政権選択選挙であることを理由に共闘に背を向けています。
相変わらず煮え切らない態度で、不可解な言い分です。
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共産・志位委員長 衆院選で候補者調整行えば与野党逆転
NHK NEWS WEB 2016年4月10日
共産党の志位委員長は党の中央委員会総会で、次の衆議院選挙で野党間の候補者調整を行えば、「与野党が逆転する」と述べたうえで、調整が進まない場合は従来どおり、党の候補者を積極的に擁立していく考えを示し、民進党をけん制しました。
この中で、共産党の志位委員長は次の衆議院選挙について、「安倍総理大臣が早期の解散・総選挙を行ったとしても攻勢的な対応ができるよう、小選挙区での選挙協力態勢を構築することが急務だ。野党共闘が本格的に図られれば多くの小選挙区で与野党が逆転し、情勢の大激変が生まれることは明らかだ」と述べました。
そのうえで、志位氏は「民進党は共闘の協議に入れないという態度だ。わが党は小選挙区での野党共闘を追求しつつ、候補者擁立を積極的に推進する」と述べ、民進党をけん制しました。
また、志位氏は夏の参議院選挙に関連して、「比例代表で850万票以上を獲得して8議席を絶対に確保するとともに9議席目にも挑戦する」と述べました。
共産・志位氏「衆院小選挙区での選挙協力は急務」
TBSニュース 2016年4月10日
共産党の志位委員長は党の中央委員会の総会で、衆議院議員選挙での民進党など野党5党の共闘について、候補者調整を急ぐべきだという考えを改めて強調しました。
「安倍首相が早期の解散総選挙を行ったとしても攻勢的な対応が出来るよう、衆院小選挙区での選挙協力態勢を構築することは急務であります」(共産党 志位和夫委員長)
志位委員長はさらに、「野党共闘の本格的具体化が図られれば、多くの小選挙区で与野党が逆転し、情勢の大激変が生まれることは明らかだ」と強調した上で、民進党に対し、「衆院小選挙区の選挙協力の協議に入ることを重ねて強く呼びかける」と述べました。
野党共闘をめぐっては、野党5党が参院選の1人区を中心に候補者調整を進めていますが、民進党は衆院選での共闘については政権選択選挙だということを理由に否定的です。