ニコニコニュースが19日に行った「月例ネット調査」(対象 69,514 人)によると、舛添都知事が「続投してよい」は 10.9 %、「辞任すべきだ」は 76.2 %、「わからない」は 12.9 %で、圧倒的多数が「辞任すべきだ」と考えていることが分かりました。
東京新聞が聞いた3人の知事経験者中2人が「辞任すべき」だと答えました。
残る一人は「辞任」には言及しませんでしたが、「舛添氏による自浄作用はあまり期待できない」と述べました。
6月から始まる都議会の中で辞任せざるを得なくなるという見方もあります。
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舛添都知事 政治資金問題 知事経験者も批判
東京新聞 2016年5月21日
政治資金を巡る私的流用疑惑について、第三者に調査を依頼するとした東京都の舛添要一知事。都民の信頼を裏切る形となり、今後の都政運営への深刻な影響も懸念される。他県の知事経験者からは記者会見で具体的な説明をしなかった舛添氏の姿勢への批判とともに、「このままでは身を引くしかない」との声も上がった。
「説明責任を全く果たしていない。政治資金を使ってせこくてずるいことを繰り返してきたのではないか」。神奈川県知事を務めた松沢成文参院議員は手厳しい。
自宅と同じ住所にある事務所の家賃、絵画の代金、正月やお盆のホテル宿泊費、舛添氏の似顔絵が描かれたまんじゅう代…。次々に明らかになる「公私混同」の疑惑。松沢氏は「多選の人が慢心して独善に陥ることはあるが、舛添氏はまだ一期目の途中なのに」と信じられない様子で語り、「都民の不信感は強い。このまま説明できないなら潔く身を引くしかない」と突き放した。
鳥取県知事のほか、政治資金を所管する総務相を務めた慶応大の片山善博教授も「舛添氏の説明で納得できる部分が全くない。知事を続けるのは、観客のいない劇場で踊るようなものだ」と皮肉る。
元三重県知事の北川正恭(まさやす)早稲田大名誉教授は「大きな組織のトップになったことで、周囲の人が資金処理についてきちんと意見を言えなかったのではないか」と指摘。
さらに「舛添氏による自浄作用はあまり期待できないので、都民の代表でもある都議会での解明が不可欠だ」と話した。