2016年5月8日日曜日

富山市で憲法9条についてのシールアンケート 市民団代が

 市民団体「全国投票の会・富山」が、5日、富山市総曲輪(そうがわ)で憲法条改正の賛否を問う街頭シールアンケートを行いました。
 1時間半市民ら185人がシールを貼りました。その結果は、「守る」が101人(54・6%)、「わからない」が48人(25・9%)、「変える」が36人(19・55%)で、「守る」  「変える」 の約3倍でした。 
 主催したの世話人伊藤厚志さんは「守るという人が少なくなっている印象」と述べました
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「9条」あなたは? 総曲輪で街頭シール投票
守る 546%  変える 195%
中日新聞  2016年5月7日
 憲法九条改正の賛否を問う街頭シール投票が五日、富山市総曲輪の総曲輪通りであった。約一時間半にわたって実施し、市民ら百八十五人が投票。九条を「守る」が過半数を占めた。ただ、主催した市民団体「全国投票の会・富山」の世話人伊藤厚志さん(64)は「守るという人が少なくなっている印象」と指摘する。
 
 「守る」「わからない」「変える」の選択肢を記したパネルを設置。メンバー五人が、老若男女問わず投票を呼び掛けた。結果の内訳は「守る」が百一人(54・6%)、「わからない」が四十八人(25・9%)、「変える」が三十六人(19・5%)となった。
 「守る」に投票した富山市の男性会社員(二十代)は「戦争に巻き込まれたら嫌だから」ときっぱり。砺波市の主婦(六十代)は「改正は戦争に向かうことではないと思う。戦争はしてはいけないけど、他国に守ってもらうというのもどうかと思う」と「変える」を選んだ。
 伊藤さんは「北朝鮮の核実験などから国民の危機意識が高まっているのかもしれない」と分析。「九条改正の問題に関心を持っていない人もまだ多いので、こうした活動を通して関心を持ってもらえば、政治も正しい方向に向かうと思う」と話した。シール投票は、全国の大学教授や弁護士ら十四人の呼び掛けに賛同した人たちが憲法記念日前後の四月二十三日~五月八日に全国四十二カ所で実施している。結果は集計して安倍晋三首相や国会議員に届ける。(山中正義)