医薬品メーカー「興和」製のイベルメクチン(15年にノーベル賞を受賞した北里大の大村智特別栄誉教授の研究を基に開発された飲み薬)が「新型コロナ」の治療に有効であることは「ワクチン」の接種が始まる前からインドやメキシコで確認済みでした。それなのに何故かWHO(世界保健機関)や米国のFDA(食品医薬品局)やCDC(疾病管理予防センター)を含む各国の政府機関は、この事実を封印しようとしてきました。
「興和」は1月31日、イベルメクチンがオミクロン株を含む「新型コロナ感染症」の治療に有効だと確認したと発表しました。これは試験管レベルのものですが、興和は千人の軽症患者を対象に、新型コロナの治療効果を確認する臨床試験(治験)も進めています。
4回目のワクチンを普及させているイスラエルや英国などでオミクロンの感染爆発が起きていて、ブースター接種が逆に感染を広げているという見方もあるほどなので、興和の治験の成功が熱望されます。
櫻井ジャーナル、ロイター、中日新聞の記事を紹介します。
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日本の医薬品メーカーがCOVID-19に対するイベルメクチンの有効性を確認
櫻井ジャーナル 2022.02.01
日本の医薬品メーカー「興和」は1月31日、イベルメクチンが「新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)感染症」の治療に有効だと確認したと発表した。この医薬品の有効性については既にインドやメキシコで確認済み。メキシコの保健省と社会保険庁によると、2020年12月28日からCOVID-19の治療に使われ、入院患者を大幅に減らしている。興和と北里大学による共同研究はそれを再確認したと言える。
最初に「COVID-19(2019年-コロナウイルス感染症)」が発見されたとされる中国では2002年のSARSにおける経験から「インターフェロン・アルファ2b」を使用し、有効だったと報道されている。この薬品の有効性を見つけ出した中国軍の陳薇は今回のケースでも現場を指揮、やはり病気の早期沈静化に成功している。
この薬はリンパ球を刺激して免疫能力を高める働きがあるとされ、吉林省長春にも製造工場があり、中国の国内で供給できたことも幸いした。中国の習近平国家主席は2020年2月28日、キューバのミゲル・ディアス-カネル大統領に謝意を述べたと伝えられている。
このほか、抗マラリア剤として知られているヒドロキシクロロキンを抗生物質のアジスロマイシンと一緒に処方すると効果があることは早い段階から研究者や現場の少なからぬ医師が主張、ヒドロキシクロロキンからヒドロキシル基を取り去った構造をしているクロロキンがコロナウイルスに対して有効だとする論文も存在する。
こうした治療薬の存在は「ワクチン」の接種が始まる前から知られていたが、国際機関であるWHO(世界保健機関)、あるいはアメリカのFDA(食品医薬品局)やCDC(疾病管理予防センター)を含む各国の政府機関は封印しようとしてきた。COVID-19騒動は史上類を見ない薬害、あるいは大量殺戮の様相を呈してきたとも言えるだろう。
(参考)櫻井ジャーナル:「中国でCOVID-19を沈静化させたのはロックダウンでなくインターフェロン」
興和、「イベルメクチン」のオミクロン株への抗ウイルス効果を確認
ロイター 2022/01/31
[東京 31日 ロイター] 興和(名古屋市)は31日、新型コロナウイルス感染症の治療薬として第3相臨床試験を行っている「イベルメクチン」について、北里大学との共同研究(非臨床試験)から、オミクロン株に対しても、デルタ株などの既存の変異株と同等の抗ウイルス効果があることを確認したと発表した。
「イベルメクチン」は、2015年にノーベル生理学・医学賞を受賞した北里大学の大村智特別栄誉教授の研究を基に開発された飲み薬。寄生虫感染症治療薬として、アフリカ諸国を中心に使われている。現在、新型コロナ治療薬として臨床試験を行っている。
イベルメクチンがオミクロン株効果 興和が研究発表
中日新聞 2022年2月1日
医薬品製造などを手掛ける興和(名古屋市)は三十一日、北里大と新型コロナウイルスへの効果を共同研究している寄生虫駆除薬「イベルメクチン」について、オミクロン株に対する抗ウイルス効果を確認したと発表した。
興和によると、培養した細胞にオミクロン株を感染させた試験管レベルでの実験で、イベルメクチンを加えたところ、デルタ株など既存の変異株と同じように増殖を抑えられた。
イベルメクチンは、ノーベル医学生理学賞を受賞した大村智北里大特別栄誉教授が開発に貢献した。興和は千人の軽症患者を対象に、新型コロナの治療効果を確認する臨床試験(治験)も進めている。