2022年3月20日日曜日

自民 麻生副総裁と連合 芳野会長が会談

 自民党の麻生副総裁と連合の芳野会長が16日夜、会食していたことが分かり物議を醸しています。芳野会長はこれまでも、1月5日の連合の新年交歓会に岸田首相を招待し、2月に自民党の小渕優子衆院議員と会食しています

 自民党は13日党大会で「連合など労働組合との政策懇談を積極的に進める」という運動方針を決定しているので、連合との関係構築することで、立憲民主党に揺さぶりをかける狙いがあるものと見られます
 芳野氏の会長就任以来のハチャメチャの発言を聞くと、もはや「労働者のナショナルセンターのトップでありながら云々」という筋論などは口にする意欲も湧きません。
 問題は自民党からの働きかけについて芳野氏がどう考えているのかですが、日刊ゲンダイの見方は、自民党の思惑に気づいていないらしいというものです。何もかもが話になりません。
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連合・芳野会長は取り込まれたか…自民・麻生副総裁との異例の会食に疑問の声が噴出
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 完全に取り込まれてしまったのか。「連合」の芳野友子会長が、自民党の麻生太郎副総裁と会食していたことが分かり、「どういうつもりか」と批判の声が上がっている。会食は16日。麻生サイドから誘ったという。芳野会長は、2月にも自民党の小渕優子衆院議員と会食している
 野党の支持団体である「連合」のトップが、自民党幹部と次々に酒を酌み交わすのは異例のことだ。さすがに、ネット上でも芳野会長に対して疑問の声が噴出している。

<この人は初めからおかしい人とは思っていたが、どんどん自民党にすり寄っていく。ちやほやされるのがよっぽど好きなのか? 底辺にいる労働者にも目配りするのが連合会長の役目ではないか>
<組合いらない。連合解散。自民党と手を組む組合って何か意味があるんだろうか>

 自民党は「連合」を抱き込むことで野党をガタガタにするつもりだ。野党を分断するために、7月の参院選では、国民民主党と“選挙協力”する仰天プランまで浮上している。
「32ある1人区のうち、山形県と大分県には国民民主の現職議員がいます。自民党は、この2つの選挙区で国民民主と“選挙協力”するのではないかとみられている。候補の擁立を見送るか、擁立しても本気で選挙運動をしない。現職議員2人の当選が確実になる国民民主は万々歳でしょう。でも、自民党と選挙協力したら、もう野党間の選挙協力は不可能になります」(自民党事情通)

 自民党と接近している芳野会長は、自民党の思惑に気づいていないらしい。
「芳野さんに深い考えはありません。共産党が嫌いというだけです。麻生さんと酒を飲んで楽しい、という感覚だと思う。老獪な自民党も、ヨイショすれば取り込めるとみているようです」(政界関係者)
 芳野会長は、国民民主が自民党に接近していることも黙認している。もう立憲民主党は「連合」をあてにしない方がいいのではないか。

立憲は腹を固めて、国民民主とも連合とも縁を切った方がいい。その方がスッキリして有権者の支持も集まるのではないか。未練がましく連合と国民民主に執着していたら時間切れになるだけです」(政治評論家・本澤二郎氏)
「連合」は誰の味方なのか。


自民 麻生副総裁と連合 芳野会長が会談
                    NHK NEWS WEB 2022年3月17日
自民党の麻生副総裁と連合の芳野会長が16日夜、会談し、雇用情勢や賃上げの動向などをめぐって意見を交わしたものとみられます。
自民党の麻生副総裁と連合の芳野会長が会談するのは初めてで、自民党で労働組合との窓口を務める森英介・元法務大臣や、連合の清水事務局長が同席しました。
自民党は、今週13日に開かれた党大会で「連合など労働組合との政策懇談を積極的に進める」と明記した運動方針を決定していて、会談では、雇用情勢や、ことしの春闘での賃上げの動向などについて意見を交わしたものとみられます。
夏の参議院選挙を前に連合が支援している立憲民主党と国民民主党の関係悪化が指摘されていることも踏まえ、自民党としては、連合との関係構築を模索することで、両党に揺さぶりをかける狙いがあるものと見られます。