2024年2月17日土曜日

イベントに富む出来事/認知症患者が大統領になれるのは 誰でも関係ないから

 耕助のブログ」が「イベントに富む出来事」という記事を出しました(「大変な出来事」とでも意訳できるのでしょうか)。

 最高機密の資料バイデンが個人的に所持た疑いを調査した米司法省のロバート・ハー特別検察官らは8日、当人は「記憶力の劣る高齢者」であるため有罪にすることは難しいという理由で起訴しないと明らかにしました。これはバイデンが認知症であることを婉曲に述べたものでした。そうした人物が国のトップの地位に就いていられるというのは異常なことであり普通なら放置できない筈です。
 ところがそれが現実に行われているわけで、最近タッカー・カールソンによるインタビューで示された知的で慎重なプーチンとは対照的な在り方です。
 耕助のブログ」が「イベントに富む出来事」という記事を出しました。

 またケイトリン・ジョンストン特別検察官が不起訴にしたのは大統領が年を取ってぼけた大統領の頭脳は機能していない駄目になった)からとストレートに述べ、それでも務まっているのは国民が大統領選で誰を選ぼうが関係ない仕掛けになっているからと、辛辣に述べています(マスコミに載らない海外記事)。そう考えるしかありません。
 二つの記事を紹介します。
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イベントに富む出来事
                  耕助のブログNo. 2060 2024年2月15日
    Eventful Events 
      プーチンが確認:「米国は選挙で選ばれた役人によって運営されているので
     はない」 – The Vigilant Fox on “X”     by James Howard Kunstler
未来の歴史家たちは、焚き火を囲んで自分の殻に入ったアルマジロの尾羽を密猟しながら、2024年、2人の大国の元首が世界に向けて自らの評価を示すのを見比べることができたあの不思議な日を思い起こすだろう。ロシアと呼ばれる国のプーチン氏は、自国の1000年にわたる歴史を冷静に詳細に語った。そして米国のバイデン氏は、ホワイトハウスの記者団を前にして、特別検察官が出した「大統領は機密文書を誤って扱ったという事実について、法廷で裁かれるだけの精神的能力を有していない」という陰気な結論に怒り心頭で反論していた。

この2人の対照的な姿はアイビーリーグの知識人たちにさえ、この国で10年以上にわたって何かが大きく間違ってきたことに気付かせるかもしれない。そして教員たちに、自分たちが最近の歴史について誤った見解に騙された可能性があるのではないかという疑念を呼び起こすかもしれない。木曜日に発表されたロバート・ハー特別顧問の報告書は、それを端的に述べている:

我々の事務所との面談で、バイデン氏の記憶力は劣化していた。彼は自分がいつ副大統領だったのか覚えておらず、インタビューの初日には任期がいつ終わったのか(「2013年なら、いつ副大統領をやめたのか?」)、2日目には任期がいつ始まったのか(「2009年なら、私はまだ副大統領なのか?」)を忘れていた。数年以内に彼の息子のボーが亡くなったことも覚えていなかった。そして、かつて彼にとって非常に重要であったアフガニスタンについての議論についても記憶が曖昧な様子であった。

この開示は少なからぬ不快な疑問を投げかける。もしバイデン氏の精神状態の衰えが、彼にインタビューする連邦弁護士(一流の心理学者ではないことは認めるが)にとって明らかであったとしたら、ホワイトハウスで3年間、24時間体制で大統領と一緒に働くことに忙しかった数多くのアシスタントやサブインターンたちにも、同じような姿が見えているのではないだろうか?他の無数の政府高官、省庁のトップ、企業のお偉方、ニュースメディアの有名人たちは言うまでもない。それなのに、彼らの誰もがバイデン氏はうまくやっていて再選を狙えるというふりをしている。ちょっと奇妙だ

いわゆる “核のフットボール”、つまりミサイルや爆撃機の発射コードが詰まったブリーフケースをバイデン氏が所持していることについて何か議論があったとしても、マスコミはそれを無視した。そうした議論を抑えるための陰謀は、『陰謀論』とラベル付けされるのだろう。これはまた、バイデン氏の精神的な欠陥がなぜか全米の政治体制に感染していることを示唆している。つまり米国人の大部分が精神的に不健康であり、錯覚の中で生きているということだ。どうしてそうなったのか?私たちの政府の一部が、国民を狂わせることに専念している部門が存在するということはないだろうか?…虚偽情報を流して人々の感覚をゆがめるような試練?

敵対国であるはずのロシアのプーチン大統領が、独立系ジャーナリストのタッカー・カールソンとした対談を聞いて、その印象はさらに強まった。プーチン氏は、精神的に空虚な「バイデン大統領」の背後で、何者か、あるいは何者かの集団が米国の行政府を密かに動かしているに違いない、という可能性をあえて口にしたが、それが誰なのかプーチン氏はあえて推測しようとはしなかった。

プーチン氏が何よりも示したのは慎重さであり、米国の行動が彼が政権を握ってからの数年間でますます危険な方向にきていることを認識しており、悪化させないためには多くの繊細さとキリスト教的忍耐が必要であるという認識であった。もちろん地政学的に危険な火種となっていたためウクライナが議論の中心だった。米国の聴衆がプーチン氏のウクライナの歴史に関する詳細な講義と、最近では米国がウクライナをロシアの影響圏から引き離そうとするまずい試みがどのようにつながったかを理解できたかは不明である。彼は2014年の「マイダン・クーデター」と、敵対行為をうまく終結させ、ウクライナの地位をヨーロッパとアジアの中立の国境地帯として再確立するための枠組みを提供したかもしれなかったミンスク協定をNATOが拒絶した出来事についての彼の見解を説明した

プーチン氏はまた私の推測を裏付けた。それは、ソビエト連邦崩壊後、ロシアが外交問題で、75年間にわたる共産主義という特殊な実験を経て再び、特に貿易関係で「正常な」ヨーロッパ諸国家の一員として再加盟するのを最も重要視していたことだった。彼はこのことを、西欧文明を支える失われた機会として非常に残念そうに語った。今や西洋文明は不可解な集団自殺行為に従事しており、ロシアはBRICSブロックと戦略的に方向転換することで、これから脱退することを望んだと述べた。

今週の金曜日の朝、米国では様々な出来事が起きている。この原稿を書いていて、夜が明けたばかりだが、広大なインターネット上ではこの問題についての意見はまだほとんど出ていない。しかし、おそらく日が経つにつれて、その意見は熱を帯びてくることだろう。もしバイデン氏が本当に精神的に無能なのであれば、ハー特別顧問が多かれ少なかれ法的に立証したように、憲法修正第25条⇒大統領の承継に関する規定。かなり長文という明白な救済措置がある。これをめぐる議論は避けて通れないように思われる。この質問はまた、バイデン氏の再選出馬という見せかけの選挙が終了しなければならないことも示唆している。民主党はどうするのだろうか?

ウクライナ問題の少なからぬ部分は、米国の最高責任者が何年にもわたってウクライナで贈収賄やマネーロンダリングに関与していたことだ。それを示す強力な証拠は豊富にあり、つまり彼はウクライナを混乱状態にしておくことに個人的な関心があるということだ。そして何十億ドルもの資金を送り込み、その一部は確実にゼレンスキー政権内で横領された。また、これらの作戦において違法な取引で金銭を運ぶ人が大統領の息子ハンターであることも知っておく必要がある。ハンターは、ブリズマの役員としてウクライナに何度も足を運び、麻薬や売春婦とも悪さをしていたかもしれない。紛れもなく彼自身のものであったノートパソコン(最近FBIが確認した)に、ハンターが世界一周中に麻薬に溺れたポルノを録画したアーカイブがあることから、ウクライナ当局は彼が同じような、あるいはそれ以上の行為をしている様子を録画したものを独自に入手し、ジョー・バイデン大統領を脅迫するために利用している可能性がある。

また、コロラド州がドナルド・トランプを選挙投票から除外した件に関する最高裁の判決も、おそらく驚くべき速さで判明するだろう。一方、ジョージア州フルトン郡のトランプ氏に対する裁判は、ファニ・ウィリス地方検事の哀れで滑稽なスキャンダルに(公金で賄われた)新たな “愛の巣のひねりが加わり、崩壊しつつある。そしてエンゴロン判事とレティシア・ジェイムズ司法長官は、トランプ氏に対する不適切でインチキな不動産評価詐欺事件で、自らの評判の命運を検討しているかもしれない。この事件は、最終的に何らかの控訴手続きの段階で徹底的に分析されることになるだろう。古いことわざは依然として力強い。「何も起こらない数十年があり、数週間で数十年分の出来事が起こることがある」
https://kunstler.com/writings/clusterfuck-nation/ 


認知症患者が大統領になるのは大統領が誰だろうと関係ないためだ
                マスコミに載らない海外記事 2024年2月14日
                  ケイトリン・ジョンストン 2024年2月9日
 つまり、長い間「吃音」だとバイデン支持者が否定してきた認知症症状は、実際まさにそのように見えるものであることが判明したのだ。
 機密文書の不適切な取り扱いでジョー・バイデンを調査すべく任命された特別検察官は、捜査官たちが「副大統領退任後、民間人だった時にバイデン大統領が機密資料を故意に保持し、開示した証拠を発見した」と報告しているが「この件について刑事責任を問われることはない」と結論付けている。
 これは普通なら、この政権と支持者の安堵のため息の原因になるだろうが、この結論になった理由の一つは、大統領が年を取って、ぼけたことだ
 メリック・ガーランド司法長官に宛てた書簡で「また裁判で、我々が面接した時のように、陪審員に同情を引き起こす、善意の記憶力の乏しい老人としてバイデンが出廷する可能性が高いと考える」とロバート・ハー特別検察官は述べ「録音された2017年のゴーストライターとのインタビューの際も、2023年の当事務所とのインタビューでも、そして我々の調査への彼の協力でもバイデンの記憶は著しく限られていた。法律が要求する通り、故意に行動したのではなく、つまり法律を破る意図を持って行動したのではなく、無辜の間違いを犯したと一部の陪審員を納得させるだろう」と述べている。
 インタビューでバイデンは副大統領としての任期年数や息子のボーがいつ亡くなったかといった基本的なことすら思い出せなかったとハーは報告している。また前述の2017年のインタビューと昨年の大統領インタビューの間でバイデンの記憶力は悪化したとハーは書いている。
 要するに大統領の頭脳は機能していないのだ。駄目になったのだ。「自由世界の指導者」は頭脳が錆びついたのだ。まるで穴だらけのスイス・チーズのように。
 しかも確実に悪化している。自分の脳が正常に機能していると世界を安心させるつもりだった記者会見で、バイデン大統領はエジプト大統領をメキシコ大統領と呼び、息子が持っているロザリオをどこから手に入れたか思い出し損ね、演説途中で固まってしまった。今週、死んだヨーロッパ指導者たちを、まだ大統領の座にいるとバイデンは一度ならず二度も誤って言及した。
 誰がアメリカ大統領かは重要だという妄想に皆様がまだ苦しんでいるなら、実際文字通りの認知症患者が、その職に就いて三年もたっている事実が、その考えをきっぱり払拭するはずだ。采配を振るっているはずの人物が神経学的退化の自由落下状態にある事実に全く妨げられることなく、バイデンが大統領に就任する前と全く同じやり方でアメリカ帝国は進んでいる。
 文字通り誰でもその職に就くことが可能で、アメリカ帝国の運営方法に何の影響ももたらさないはずだ。昏睡状態の患者さえ大統領になり得る。カラマタ・オリーブの瓶さえ大統領になるかも知れない。自分の国と世界に前向きな変化をもたらせると信じてアメリカ人が選挙する地位は、名目上の人物に過ぎないのだ
 これは、例えばガザでの活発な大量虐殺支持など、政府行動の特定側面を変えたいと思っているアメリカ人にとっては、ちょっとした問題だ。責任者と言われる人が実はそうではない場合、一体誰の良心に訴えれば良いのだろう実際に采配を振るう連中が投票用紙に載っていないのに、一体誰に投票するのだろう?
 アメリカ大統領が痴呆を患っている事実は、帝国の機能が有権者の手に委ねるには余りに重要だという不愉快な真実を暴露している。年々、アメリカ政府の行動には、有権者が発言権を持つには余りに大きな権力が乗っているのだ。
 アメリカ合州国を中心とする地球規模の権力構造は、公式に選出された政府に運営されているのではなく、各政権に出入りし、政府機関や政府に隣接する機関で安定した存在感を維持している選挙で選ばれない帝国管理者によって運営されているのだ。これらの帝国支配者連中は、大企業権力と同盟を結び、宣言せずにアメリカ帝国のメンバーとして機能する多くの国々や手先やパートナーと協力関係を築いている。
 つまり、選挙で、アメリカ人がこの混乱から抜け出す方法は実際ないのだ。大量虐殺、軍国主義、経済的不公正、権威主義、あるいはアメリカに中央集権した権力構造にとって、他のいかなる重要な構成要素にも問題があっても、公式の選挙制度を通じて、これらの事柄にいかなる影響を与えることも決して許されない。欧米「民主主義」における投票は、車の運転中、おもちゃのハンドルで幼児を遊ばせて参加しているように感じさせるのと同様、制御しているという錯覚を国民に与えるため行われているのだ。
 だからといって、この混乱から抜け出す方法がないということではなく、選挙でこの混乱から抜け出す方法はないということなのだ。パレスチナを支持する活動家たちが、イスラエル武器商人の活動に重大な障害を投げつけているのを既に我々は目にしており、ガザで起きていることについて一般の人々を教育し知らせようとする動きは、イスラエルが言説支配力をひどく失い、今や絶望的なオンライン影響工作に頼る原因になっている。このような措置は、帝国の権力構造を終わらせるため全面的に実施可能だ。本当の変革を強制するために我々の人数の力を使って、一旦十分な数の人々が帝国に反旗を翻し始めれば、不可能から可能へ、更には必然へと急速に移行するだろう。
 しかし我々はまず選挙制度に全ての希望を託すのをやめなければならない。魂の抜けたどの帝国管理者が恒久的な帝国機構の受付窓口の公式臨時名目上の人物になるべきかという空虚な人形劇に、四年ごとにアメリカ人の関心が吸い込まれるのを目にしている。しかし、仲間の人間を目覚めさせ、本当の変化を強制し始める本当のプロジェクトから、この見せかけの儀式で気をそらされないようお願いする。
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記事原文のurl:https://caitlinjohnstone.com.au/2024/02/09/a-dementia-patient-can-be-president-because-it-doesnt-matter-who-the-president-is/