農水省は、「コメ、小麦、大豆などが不足する食料危機時に政府が供給目標を設定。農家に増産計画の届け出を指示できるとし、従わない場合は20万円以下の罰金を科す」法案を今国会に提出するということです。
これまで政府は、米国産の余剰コメの処分のために毎年37万トンも輸入する一方で、コメ農家に対しては長年「減反政策」を講じてきました。
生乳も毎年14万トン弱を輸入するため、国内生産の過剰分は捨てさせられたり、酪農家には乳牛の殺処分をさせたりもしました。
まるこ姫は、「農家に何を言っても許されるとでも思っている」のか、「農業従事者は政府や農水省の奴隷じゃない」と怒ります。
そもそも日本の食糧危機は、岸田氏がかねてからアテ⁉にしている台湾危機が起き、日本が参戦!?したときに物資輸入用の「シーレーン」が閉じられる結果、間違いなく到来します。
日本は米国の尻馬に乗って軍備を増強したり、「経済安保」などと称して対中貿易規制の準備に励むのではなく、対中戦争の回避にこそ全力を挙げるべきです。
(文中の太字・青字強調は部分は原文に拠っています)
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「食料危機時の対策法案、農家に増産指示、罰金も」冷酷無比な政府の対応
まるこ姫の独り言 2024.02.13
日本の農業政策は本当に場当たり的で、未来に向けての展望がまるでない。
この食料時の対策法案は、まるで農家や農業は自分たちの持ち物で、農家に何を言っても許されるとでも思っているような無茶振りだ。
農業従事者は政府や農水省の奴隷じゃない。
そこが全く分かっていないのか、常に農家に対しては強圧的な対応で見ていて腹立たしくて仕方がない。
コメが余ったら作付けを減らせ。
牛乳を海外から購入しなければいけないから牛乳を捨てろ。
そして乳牛も殺せ。
>農家に増産指示、罰金も 食料危機時の対策法案、概要判明 |
農業こそ、長期展望に沿った政策が必要なのに、この国は常に場当たり的な対応しかしない。
私も農業をやったことがないから偉そうなことは言えないかもしれないが、「食料危機になってから農家に増産せよ」と言っても土づくりや基礎から始める農業が、いきなり農水省の指示に従えるわけもないだろうに。
それを従わなかったら罰金って、いつの時代の話なのか。
まるで江戸時代の幕府のような上から目線の思い上がった対応だ。
そして人の動かし方を全く知らない連中。
平時から農業は国にとっての肝と銘じて農家を支援してくればこそ、農家も農水省の期待に応えたいと思うだろうが、今までが今まででは、廃業の道を選ばざるを得ない農家も出てくるだろう。
なんでここまで農家いじめをするのか分からない。
私は農家は国にとって使い勝手の良い道具ではないと思う。
国がピンチの時、急に慌ててもいきなり食物や、肉や牛乳が手に入るわけもないし、それを罰金だなんて言語道断だ。
しかしどれだけ、国民に厳しい国なのか・・・・
しかし「食の安全保障」を政治家も官僚もなんと考えているのか。
日ごろ、農政をないがしろにしてきた連中が、非常時には自分たちの考えた政策がすぐにも成果が出ると思っている傲慢。
頭おかしいとしか思えない。