2014年8月21日木曜日

婦団連が9条輝け宣伝|大阪・茨木市は戦争体験聞き取り

 日本婦人団体連合会(婦団連)は19日、集団的自衛権行使容認の「閣議決定」撤回と憲法9条が輝く日本を求めて、街頭で宣伝を行いました。
 高校生や若い女性、中学生を引率する教員などが次々に立ち止まり、署名に応じました。
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(大阪府)茨木市の「9条の会」など3団体の30人が、5月から市内の80歳以上の高齢者宅を訪問して「戦争体験」を聞き取る作業を続けています
 すでに50人以上体験記録が出来上がっています
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9条輝け 婦団連が宣伝
しんぶん赤旗 2014年8月20日
 日本婦人団体連合会(婦団連)は19日、東京都新宿区のJR四ツ谷駅前で集団的自衛権行使容認の「閣議決定」撤回と憲法9条が輝く日本を求めて宣伝を行いました。
 
 婦団連の柴田真佐子会長をはじめ労働組合、農業、女性団体の代表が口ぐちにマイクで「人の役に立ちたいと自衛隊に入った教え子が人を殺す側になる」「憲法9条にもとづく外交の力で平和をつくるよう政府のあり方を切り替えたい」と訴えました。
 
 弁士の話を聞いて引き返し、「ようやくわかった」と署名する人など高校生や若い女性、中学生を引率する教員が次々に立ち止まり、署名に応じました。
 仕事帰りに署名した新宿区の女性(31)は「これだけ簡単にいろんなことを変えてしまう政権は信じられない」と話しました。
 ビラを受け取った男子高校生(17)は「戦争に行くのも戦争の物資を用意したりするのもいやです」と語りました。
 
 
戦争体験を聞き取り 茨木の9条の会など 大阪
朝日新聞2014年8月21日
 (大阪府)茨木市の「9条の会」など3団体の30人が5月に「戦争体験の記録を残す会」を結成し、市内の80歳以上の高齢者宅を訪問して聞き取る作業を続けている。すでに50人以上が体験を寄せ、作業を通じて戦争の様々な「顔」が見えてきた。
 
 女学校時代に大阪市福島区の製薬工場に動員された女性(82)は炎天下の玄関先で20分以上も語り続けた。空襲を受け、防空壕(ごう)に避難したが、油脂爆弾が天井を突き破って落ちた。「そこら中、ボンボン燃えてる。足をけがした先輩を連れて病院に行ったら、男の子が母親の横で泣いていた。こわいという感覚はなく、必死やった」
 
 聞き取るのは元中学校教諭の若月勇一さん(69)と元市職員の深本美信さん(65)。若月さんが相づちを打ちながら話を進め、深本さんが書き留める。住宅地図を手に、この日は午前中に回った5軒中3軒で話を聞けた。「商売か?」と警戒する人も話し始めると長くなる。「語りたい、残したいという気持ちが強いんでしょう」と深本さん。