高校生平和大使のこれまでの活動をまとめた「はばたく高校生平和大使」が出版されました。
日本の高校生平和大使が、スイス・ジュネーブの国連欧州本部に核廃絶を求める署名を届ける行動は、1998年から続いています。
長崎で始まった大使派遣の活動は全国での取り組みに広がり、12年には福島から大使が選出されました。
以来、被災地からの平和大使が続き、今年も4人が派遣されます。
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「はばたく高校生平和大使」出版 活動つづる
朝日新聞 長崎 2014年8月3日
スイス・ジュネーブの国連欧州本部に毎年、核廃絶を求める署名を届けてきた高校生平和大使のこれまでの活動をまとめた「はばたく高校生平和大使」が出版された。活動の始まりから、全国への取り組みの広がり、東京電力福島第一原子力発電所事故との関わりなどをつづっている。
平和大使の派遣は1998年から続いている。初代は長崎市内の2人だった。2001年から高校生が署名を集める「高校生一万人署名活動」も始まり、05年からは県外の高校生からも平和大使を選んでいる。
東日本大震災が発生した11年には、派遣の自粛も検討したが、震災と原発事故を世界に訴えてもらおうと、被災地からも平和大使を選んだ。12年には福島から選出。以来、被災地からの平和大使は続き、この夏も岩手、福島両県から各2人が派遣される。