千葉県佐倉市臼井公民館・市民音楽ホールで、29日から31日まで、「佐倉平和のつどい」 “伝えたい戦争と非戦への導き”が開かれます。
展示場では、戦時中の新聞や政府の国策グラフ誌を展示して、戦争の愚かさと憲法の大切さを訴えます。
29日には、生徒たちが語り継ぐ戦争・長崎訪問(佐倉平和使節団)の報告が行われ、31日には、証言「茨城県日立での空襲と艦砲射撃を生き抜いて」の講演があります。
また30日には、映画「ひろしま」が上映されます。
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戦争の愚かさ資料で伝える あすから「佐倉平和のつどい」
東京新聞 2014年8月28日
(千葉県)佐倉市民音楽ホールと臼井公民館(いずれも同市王子台一)で二十九日から「佐倉平和のつどい」が開かれる。戦争の愚かさと憲法の大切さを伝えるのが狙いで、戦時中の新聞や政府の国策グラフ誌を展示。憲法公布や特定秘密保護法成立の過程を説明したパネルもある。三十一日まで。
グラフ誌は一九三八年から終戦直前まで刊行された「写真週報」。家庭から金物を供給するなど、戦争協力を強いられる市民を写している。戦局悪化で「大東亜の指導者に」などと戦意高揚を図る言葉が多くなっていることが分かる。
三十日には地元高校OBによるコンサートや原爆投下後の広島を描いた映画の上映もある。入場料三百円(高校生以下無料)は、東日本大震災で被災した東北三県に寄付する。展示は無料。午前九時半~午後七時(最終日は午後五時まで)。問い合わせは実行委員会=(電)043(485)3642=へ。 (渡辺陽太郎)
市民の戦意高揚を図った「写真週報」=佐倉市で