横浜で開かれた第60回日本母親大会は3日、幕を閉じました。2日間で、のべ1万3400人が参加しました。
広島で開かれている原水爆禁止世界大会・国際会議は2日目の3日、核兵器の全面廃絶に向けた運動と市民の役割などについて、国内外の参加者が活発な議論を続けました。
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世代つなぎ9条守ろう 横浜 日本母親大会終わる
しんぶん赤旗 2014年8月4日(月)
第60回日本母親大会は3日、横浜市などで38の分科会が開かれ、子育ての要求や悩み、女性の権利、地位向上、くらしや平和などをテーマに学習・交流しました。2日間で、のべ1万3400人が参加し、幕を閉じました。
「わが子を戦争に行かせません」の分科会では、助言者の太田啓子弁護士が、憲法に関心のない人にも改憲の動きを知ってほしいと憲法の出前講座をカフェや病院などで始めたことを紹介しました。
戦争体験者や各地で憲法を守る運動をしている人たちが「安倍首相がいいと思っている若い美容師とも話し合い、納得してもらった」などと発言。世代をつなぎ、安倍政権の憲法破壊を許さない運動をどう広げていくかを語り合いました。
千葉県佐倉市の平和遺族会の女性(70)は「父はビルマで薬も与えられずに戦死しました。憲法9条は父が残した遺言だと思っています」と語りました。
保育園職員や保護者3人で参加した神奈川県鎌倉市の女性(33)は「保育園の親同士でも憲法について話せる機会をもちたい。憲法カフェができるよう話し合ってみます」と話しました。
来年の第61回大会は8月1、2の両日に神戸市で開かれます。
核兵器廃絶へ活発な議論 原水爆禁止世界大会 国際会議2日目
しんぶん赤旗 2014年8月4日
広島市で開かれている原水爆禁止世界大会・国際会議は2日目の3日、核兵器の全面廃絶に向けた運動と市民の役割などについて、国内外の参加者が活発な議論を続けました。
午前中の第3セッションでは3氏が問題提起しました。アメリカフレンズ奉仕委員会のジョゼフ・ガーソンさんは、来年、ニューヨークで開かれる核不拡散条約(NPT)再検討会議の前に国際核兵器廃絶会議を開催するほか、大衆的な集会と行進を組織し、「核兵器廃絶と軍事費削減など、平和と正義の実現を要求する」と表明しました。
国際平和ビューローのライナー・ブラウン共同会長は、世界大会の歴史を、たたかいの到達点を示すものだと指摘。「核兵器のない平和で公正な世界は可能であり、その活動は必ず勝利するだろう」と激励しました。
日本原水協の安井正和事務局長は、核兵器を「人類と文明に対する犯罪」と非難。NPTに向け「地域、自治体ぐるみの署名を全国に広げて日本政府に迫り、前回を大きく上回る署名をニューヨークに積み上げる決意」を表明しました。
討論では、インドから参加したマニシャ・ガウルさんが「どう行動すればNPT強化という目的が達成されるか」と質問。ガーソンさんは「核保有国にできる限りの圧力をかけ続けることが重要だ。大きな変化はすぐには訪れないが、世界中に影響を与えていこう」と励ましました。
午後は各セッションを受けた三つの分科会で議論を深め、経験を交流しました。