2019年2月18日月曜日

20日に湯沢町と非核平和の取り組みに開する懇談会を行います

 20日の10時から、当会:「湯沢平和の輪」と湯沢町の町長さん・教育長さん及び役場の方々と、湯沢町の非核平和の取り組みに関する懇談会を行います。
 当会は1月21日に、湯沢町長さんと教育長さん宛に、「町の非核平和の取り組みに開する提案・要請について」の書類をお出しし、ご検討をお願いしました。
 当日は、それに関する湯沢町の見解をお聞きするとともに、率直な意見交換をさせていただく予定です。
 
 1月21日に提出した文書は下記の通りです。
 
 
町の非核平和の取り組みに開する提案・要請について
 
 2010年6月に非核平和都市宣言を行って以降、「非核平和宣言のまち」として様々な取り組みを重ねてられたことに対し敬意を表します。
 町がれまでの実績と経験を土台に、さらに充実した非核平和のための取り組みを進められることを心から期待して下記のことを提案・要請しますので、実現に向けてご検討下さるようよろしくお願い致します。
 
 
1 来年2020年には、湯沢町が非核平和都市宣言を行って10周年を迎え ます。宣言後10ヵ年の取り組みを振り返って総括し、新しい情勢の下、向う10ヵ年の取り組み方針を打ち出すことを要請します。
  その際、以下の点を取り入れて実施していただけると幸いです。
 ① 定着した「原爆パネル展示」は、核廃絶に向けた希望ある世界の動きを併せて紹介するなどの充実をばかりつつ、今後も継続実施する。
 ② 「中学校在学3ヵ年の間に1度は非核平和についてのしっかりとした講演を聞き真剣に考える特別な機会を」と取り組まれてきた「平和教育講演会」は、実施時期、講演内容(講師の選定)、父母や町民への参加呼びかけの方法などの改善をばかり、より充実したものとして実施していく。
 ③ これまで実施してこなかった「8月の広島平和記念式典への湯沢中学校からの生徒派遣」を非核平和都市宣言10周年を機に実施に踏み切る。
 ④ 社会人になることを契機に、主権者として日本国憲法(平和憲法ハこ関心を持ち、それを身に付け日々生かしていくことを促す「成人式の取り組み」は、新成人で構成される実行委員会の自主性を尊重しつつも、町として積極的にリードする立場で提案・推進していく。
 ⑤『湯沢町まちづくり基本条例』の「第4章 連帯と協力 第12条(コミュニティー)」の3項に「貯は、コミュニティーの自主性及び自立性を尊重しながら、コミュニティーに関する施策を推進し、必要に応じて支援できる」とあります。
 
  この基本に立ち、率咳平和都市宣言を行った町として「湯の町湯沢平和の輪]と適宜意見交換を行い、連帯と協力の関係を保持・強化していく。
 
2 来年2020年は、湯沢町が弁核平和都市宣言を行って10周年という記念すべき年に当たるとともに、「平和の祭典」とも呼ばれるオリンピック・パラリンピックが奇しくも東京で開催され、世界各国から多くの人がわが国を訪れ、交流し、信頼を深め合う年ともなります。そこで、今から検討・準備を進め、観光立町の湯沢町に相応しい内容の非核平和都市宣言10周年の記念事業を企画・実施されることを提案します。
  その際、以下の点を取り入れて実施していただけると幸いです。
 
 ① 観光と平和に関するシンポジウムを開催すること。
  ・“平和”が観光にとっていかに重要であるかということを、歴史的な事実に即して検証する。〔テーマ1〕
  ・“観光”が平和な世界の構築に有効に寄与していく方策を、国内外の積極事例を参考にしつつ検討する。〔テーマ2]
 
 ② かねてから懸案となっている、8月の広島平和記念式典への湯沢中学校からの生徒派遣を、非校平和都市宣言10周年の記念事業の一環として実施すると。
  ・湯沢中学校から、広島平和記念式典への生徒派遣を行う。
  ・非核平和都市宣言10周年記念事業に相応しいかたちで、参加報告会を企画・実施する。
2019年1月21 
湯の町湯沢平和の輪 
 湯 沢 町 長 
 湯沢町教育長