2019年2月26日火曜日

26- 政権擁護者がテレビに出ては「野党がだらしないから」発言(まるこ姫)

 TVで「野党がだらしない」という発言を最近とみに聞くようになりました。その発言が特に政府寄りの人からなされるのには大きな違和感があります。

 隠蔽を旨とする政権に対して、野党が実態を精緻に分析して問題点を指摘しても、政権側は、まともに答えない、しらばくれる、虚偽の回答をする、資料を出さない、証人喚問を拒否する、で一貫しています。

「まるこ姫の独り言」氏は、「野党がだらしない」という人について「私は一度として納得のいく理由や根拠に出会ったことが無い。何をもってして野党がだらしないのか一度くらい、うんうんそうだねと思えるような理由を聞きたいものだ」と述べています。
 文中の太字強調、青字強調はすべて原文に拠っています。

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政権擁護者がテレビに出ては「野党がだらしないから」発言、

もう刷り込まれるのは止めよう

まるこ姫の独り言 2019年2月24日
最近、「野党がだらしない」という人物は、権力側の思考かネトウヨ・ネトサポじゃないかと思うようになった。
今日のサンモニ、結構、常連の藪中 三十二が、与党の不祥事について言及しながらも
 
>野党もだらしない。もっと本格的な議論を、少子高齢化なら少子高齢化という大きな議論をやってほしい
 
とコメントをしていた。
この人、日頃の発言を聞いていると権力側の代弁をしているのではないかと思うようなことがしょっちゅうあったから、今回のコメントも、その類なのではないか。
 
藪中は、自民党政権時代、外務官僚のトップに上り詰めた人間で、外務省を退職した後は、外務省顧問に就任している。
 
そんな人間だから官僚寄りの思考になっても不思議ではないか。
 
国家の根幹にかかわる重大な統計不正問題は、官僚が勝手に暴走していたとしたら、国民への背信行為という事で与野党関わらず追及しなければいけない問題なのに、与党は常に逃げ腰だ。
問題を解決しようとする意志が全く感じられない。
それを追及していることが「だらしない」ことだとは。。。
 
少子高齢化も大きな問題だが、不正統計も大きな問題だ。 
それをスルーして少子高齢化を語れ?
国家の根幹にかかわる不正統計をスルーしてまで、何十年も自民党政権が放置してきた問題をここで語れとはね。。。
時すでに遅しじゃないのか。

そもそも、どんなに野党が要求しても資料は出さない、証人喚問にも応じない、国会ではまともに答えずはぐらかしの連続、挙句、逆ギレ・首相のヤジ、聞かれてもいない持論を滔々と喋って時間を浪費する与党に対して、どうしろと言うのだろう。
 
自分が野党の立場だったら、こんな不真面目・不誠実な政権与党に対して、「野党がだらしなくない」質疑ができるのか。。
言うは易く行うは難しの典型じゃないか。
 
野党がどんな立派な質疑をしても、まともに答えない政権与党に対して、きちんと対峙できる人が本当にいるのだろうか。
影響力のある人間の「野党がだらしない」発言に踊らされて、選挙を棄権したり、政治をキチンと見ることなく、見た目のよい人間や、頼まれたからと言って投票する有権者に責任の一端はないのか。
有権者も、棄権したり、与党に投票して置きながら「野党がだらしない」で責任転嫁は無責任すぎないか。
 
テレビに出て来る政治コメンティター達は、ほとんどが「野党がだらしない」発言をすることから、ネトウヨ・ネトサポもなぜそうなのかと、頭を働かせることもなく、条件反射で当たり前のように思っているのだろうし、Yahoo!コメントを見ていると必ず「野党がだらしない」とか、街の声でも そういった声が必ず出てくる。
 
私は一度として納得のいく理由や根拠に出会ったことが無い。
何をもってして野党がだらしないのか一度くらい、うんうんそうだねと思えるような理由を聞きたいものだ