国民民主党の玉木雄一郎代表と都民ファーストの会の荒木千陽代表(都議)が夏の参院選での統一候補擁立を協議しています。合流を目指しているのではないかと見られています。
玉木氏は17年の衆院選で小池氏が立ち上げた「希望の党」に、民進党から合流したメンバーなのでそれをイメージしている可能性があります。
玉木代表をよく知る永田町関係者は、「都ファとの合流話は、玉木さんの焦りと暴走でしょう。国民民主の支持率は1%かそれ以下のジリ貧。玉木さんが立民党との合流に加わらなかったのは、“お山の大将”でいたかったからで、都ファとの合流なら、玉木さんは代表ポストに座り続けられる」からだ、という辛辣な見方を示しました(日刊ゲンダイ)。
ところで維新の会と国民党は「国会開催中は毎週憲法審査会を開催」などというとんでもない点で意気投合するなど「親自民党的なつながり」があります。
しかし維新の会の松井代表は、「政策の一致がない野合談合にはくみしない」として、国民党と都民ファとの合流が実現しても参加しないとの考えを示しました。もしも維新が参院選で首都圏への進出を目指しているのであれば、合流は好ましくない動きでもあるからでしょう。
日刊ゲンダイと「くろねこの短語」の記事を紹介します。
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「国民民主・都ファ」合流報道に透ける“お山の大将”玉木代表の焦りと暴走
日刊ゲンダイ 2022/01/14
「国民民主党と都民ファーストの会 合流へ」──13日複数のメディアが一斉に報じた。
<国民民主の党大会が行われる来月11日までに双方の代表が共同発表を行う予定>
<都ファの都議が国民民主に入党する形での合流で調整が進められている>
<合流後の党名は双方の名前を残す案などが検討されている>
ということらしい。
党名は「国民ファーストの会」にでもするのか。都ファの顧問は東京都の小池百合子知事。国民民主は玉木雄一郎代表。この2人がセットだと、理念なく選挙目当てで立ち上げた2017年の「希望の党」騒動を思い出させる。
気になるのは、報道の情報源が「国民民主幹部」「国民民主関係者」であること。都ファの都議は「合流なんて党内で議論していない。大事な話なのに、一体どうなっているのか。国民民主に吸収されるのは承服しがたい」と、合流の既成事実化に戸惑っていた。
国民民主と都ファは13日、2回目の合同勉強会を開催。終了後の記者会見で合流について問われても、玉木代表は「さまざまな連携のあり方を検討したい」とお茶を濁した。会見は10分程度でアッサリ終了。玉木代表と都ファ代表の荒木千陽都議のツーショットをメディアに撮影させ、アピールすることが目的かのようだった。
国民民主党の支持率1%前後のジリ貧
玉木代表をよく知る永田町関係者はこう話す。
「都ファとの合流話は、玉木さんの焦りと暴走でしょう。『参院選に積極的に候補者を擁立し、党勢拡大を目指す』と威勢がいいですが、国民民主の政党支持率は1%やそれ以下のジリ貧。党勢拡大どころか、参院選で1議席も取れないかもしれない。都ファを取り込めば、東京選挙区で当選できる可能性が出てきます。玉木さんが立憲民主党との合流に加わらなかったのは、チヤホヤされる“お山の大将”でいたかったから。都ファとの合流なら、玉木さんは代表ポストに座り続けられる。合流しても、小池知事は自ら国政に打って出るのではなく、顧問的な立場でしょうから」
小池知事は13日、都庁で国民と都ファの連携について聞かれると、「コロナ対応に集中している」とだけ答えた。シタタカな女帝は、水面下で合流を進めていたとしても、いざとなったらいつでも逃げられるよう、都合のいいポジションを取っているのだろう。
立憲と国民民主のそれぞれで組織内候補を擁立し、両党の合流を求めてきた連合の芳野友子会長は、さて、どうするのか。
国民民主と都民ファーストの会が合流・・・なんだ、希望の党の復活か!!
くろねこの短語 2022年1月14日
コロナ禍が止まるところを知らない勢いで拡大している真っ最中に、何をやってんだか、タマキンの国民民主とフリップ小池君の都民ファーストの会が合流の動きだとさ。てことは、何のことはない、希望の党の復活ってことだ。
でもって、タマキンは連合会長の反共・芳野君に、この件について報告しましたとさ。これでまた、反共・改憲グループがひとつ出来上がるわけで、立憲はどうする、どうする。
・国民、都民ファと統一候補擁立へ 参院東京、合流も視野
この動きに、維新のチンピラ松井君が早速、茶々入れてます。「政策の一致がない野合談合にはくみしない」ってんだが、ようするに東京進出の邪魔になるから牽制してるってことなんだろうね。もっとも、節操のないのが維新だから、情勢次第では維新・国民・都民ファの合流なんてことも・・・なんてのは妄想か。
・国民・都民ファ連携に「維新はくみしない」 松井代表「野合」と批判
いずれにしても、夏の参議院選に向けて、永田町のシェンシェイにとってはコロナどころじゃないってのが本音なんだろうね。
(ツイッターの紹介3件は省略します)