2022年1月3日月曜日

関西生コン弾圧に抗議 〜 元旦行動 大阪府警本部前に400人

 関西生コンは1984年に結成された「連帯労働組合関西地区生コン支部」のことで、全日建近畿地方本部の傘下にある労働組合です(「生コン」はセメント・生コンクリートの略)。
 滋賀県警や大阪府警は18年8月以降、同支部の正当なストライキを「威力業務妨害」、建設現場の法令違反を告発する法令遵守活動などの産業政策運動を「恐喝未遂」、さらにはビラまきまで「威力業務妨害」だとして、競い合って不当逮捕をくりかえしました。それは18年以降 延べ89名の労組員が逮捕され、72名が起訴される(20年2月時点)という戦後最大規模の労働運動弾圧事件になっています。
 今年も「関西生コン弾圧を許さない 」とする元旦行動が行われ、大阪府警本部前に400人が結集しました。
    関連記事
     (20.02.20) 戦後最大規模の労働運動弾圧「関西生コン事件」
           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~
関西生コン弾圧を許さない!〜元旦行動、大阪府警本部前に400人!
                       レイバーネット日本 2022-01-01




 「労働組合つぶしの大弾圧を許さない 元旦行動」は、午前10時から12時まで、大阪府警本部前の歩道に400人が陣取り、様々な労働団体・市民団体が弾圧への抗議の声を上げ、今年も戦闘的に貫徹されました。

 関西生コン支部の湯川委員長は、「労働委員会で解雇が不当労働行為と認定された企業に職場復帰を要求した宣伝行動に対して、大阪府警が『名誉棄損』なる告訴を受理して11人もの組合員の事情聴取を行っている。弾圧は続いている。抗議の声を上げたい」と提起、12月13日に完全無罪を勝ち取った関生支部の組合員は、「当たり前の判決。クリスマスに検察が上告した。プレゼントだ。最高裁では罰金刑になった役員と2人で完全無罪の判決を勝ち取る」決意を述べました。

 「法円坂55」の歌や府警本部へのシュプレヒコールを挟みながら、れいわ新選組の大石あきこ衆議議員、木村真豊中市議、反原発若狭の会、バンドレーダー京都基地に反対するグループ、三里塚・関西実行委員会、大阪教育合同、ケアワーカーズユニオン、大阪西運送労組、郵政産業ユニオン、日教組奈良市、全国水平同盟西郡、関西共同行動、全交、なかまユニオン、関西合同労組、港合同、全港湾などの方々の発言が続きました。 報告・愛知連帯ユニオン