17日の閣議で2014年版の男女共同参画白書が決定しました。白書は今回初めて男性に焦点を当て、仕事と暮らしの変化を特集しました。
それによると、男性の雇用形態は、正規雇用が02年から最新の13年にかけて170万人減少し、非正規雇用は179万人増加しました。雇用者全体に占める非正規雇用の割合は13.6%から19.4%に増えました。
また非正規雇用の男性は、すべての年代で正規雇用によりも未婚率が高くなっています。
05年と13年の平均所得を比較すると、男性は学歴や雇用形態にかかわらず1.0%~0.1%低下しました。
安倍政権が解釈改憲で憲法9条を葬り去ろうと民生をないがしろにして狂奔しているなか、今後物価は上昇し、労働者の生活は一層貧しくなろうとしています。
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男性の就業悪化=非正規増え、所得低下-男女参画白書
時事通信 2014年6月17日
政府は17日午前の閣議で、2014年版の男女共同参画白書を決定した。15回目の今回、初めて男性に焦点を当て、仕事と暮らしの変化を特集。非正規雇用の割合が増え、平均所得も低下するなど「男性の就業を取り巻く状況が厳しくなりつつある」と指摘し、非正規雇用の男性の未婚率が比較的高いことも明らかにした。
男性の雇用形態別の雇用者数の推移を調べたところ、正規雇用は比較可能な02年から最新の13年にかけて170万人減少した。この間、非正規雇用は179万人増加し、雇用者全体に占める非正規雇用の割合は13.6%から19.4%に増えた。
13年の調査によると、非正規雇用の男性は、どの年代でも正規雇用に比べて未婚率が高い。40~44歳で見ると、正規雇用の19.9%に比べ、非正規雇用は57.6%と3倍近い。同じ年齢層の女性の場合、非正規雇用の未婚率は13.1%で、男女差は歴然としている。
05年と13年の平均所得を比較すると、女性がおおむね上昇しているのに対し、男性は学歴や雇用形態にかかわらず1.0%~0.1%低下した。白書は「男性が一人で家計を支えることは難しくなりつつある」との分析を示した。