2014年6月18日水曜日

日比谷で集団的自衛権行使容認反対 5000人の集会

 17日、集団的自衛権の行使容認に向けた自公協議が大詰めを迎えるなか、全国で閣議決定に反対する集会やデモが行われました。
 
 東京都日比谷野外音楽堂では約5000人が「9条こわすな」「戦争反対」と書いた紙を掲げました
 
 東京都新宿区の公明党本部前にも40人余りが集まり、「公明党はしっかり」と手をつないで「人の鎖」をつくりました
 
 大阪や名古屋、神戸でもデモや集会が行われました
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集団的自衛権行使容認に反対する集会 
NHK NEWS WEB 2014年6月17日
東京・千代田区の日比谷野外音楽堂では17日夜、集団的自衛権の行使容認に反対する集会が開かれました。
 
午後6時半に始まった集会には、主催者の発表でおよそ5000人が参加しました。
この中で、翻訳家の池田香代子さんは「集団的自衛権を明確に否定してきた従来の憲法解釈を一気に変えるのは、この国の在り方をも変えてしまう、憲法解釈クーデターと言うべきものだ」と訴えました。
会場では参加者が、「9条壊すな」とか「戦争反対」と書かれたプラカードを手にするなどして、集団的自衛権の行使容認に反対する意志を示していました。
都内の29歳の主婦は、「さまざまなことばを重ねても、海外に出かけて行って戦争に参加するという集団的自衛権の本質に変わりはないと思う。同世代の人たちに、この問題を考えてみようと呼びかけたい」と話していました。
また40代の団体職員の女性は、「閣議決定で戦争ができる国に変えようとしていることに怒りを覚える。私たちは、子どもの世代やこれから生まれてくる世代に対する責任があり、最後まで声を上げ続けたい」と話していました。
集まった人たちは、このあと国会に向けデモ行進し、集団的自衛権の行使を容認する憲法解釈の変更を閣議決定しないよう訴えました。
    (後 略)
 
 
集団的自衛権:都内各地で反対集会 公明党に要望
毎日新聞 2014年06月17日
 集団的自衛権の行使容認を巡る与党協議会があった17日、東京都内の各地で容認反対の集会が開かれた。新宿区の公明党本部前では市民団体「秘密保護法を考える市民の会」メンバーら約40人が「公明党は妥協するな!」とシュプレヒコールを繰り返した。
 
 呼びかけ人の杉原浩司さん(48)は「公明党が屈服したら、取り返しのつかないことになる」とアピール。行使容認をしないよう求める山口那津男代表宛ての要望書を党職員に手渡した。
 
 千代田区の日比谷野音(大音楽堂)でも市民団体「解釈で憲法9条を壊すな!実行委員会」が集会を開催。約5000人(主催者発表)の参加者を前に、翻訳家の池田香代子さんが「公明党さん、しっかりして。これ(行使容認)を許したら憲法が憲法でなくなる」と訴えた。集会後、参加者は銀座の繁華街と国会を目指し、デモ行進した。【野島康祐】

写真・図版
集団的自衛権の閣議決定に反対するメッセージを掲げる人たち
       =17日午後7時36分、日比谷野音音楽堂