高知県の団体は、2006年からほぼ毎年、土佐電鉄の路面電車の車体に「守ろう9条・25条を!!」などの車体広告を載せて走らせてきましたが、今年は、「政治的な広告ではないか」との指摘を受けたとして、電鉄から広告を拒否されました。
そこで代替案として、広告を出していた県平和運動センターなど4団体は、「憲法9条を守ろう」「解釈改憲NO!」などのステッカーを貼ったワゴン車4台の「平和憲法キャラバン隊」を結成して、9日、10日の2日間、集団的自衛権行使容認への反対などを訴えて、県内をまわりました。
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護憲訴え走る 「平和憲法号」代替キャラバン出発
朝日新聞 2014年6月10日
土佐電鉄(高知市)の路面電車に護憲メッセージを描く「平和憲法号」の広告を土電が拒否した問題で、広告を出していた県平和運動センターなど4団体は9日、「憲法9条を守ろう」「解釈改憲NO!」などのステッカーを貼ったワゴン車4台で県内を回る「平和憲法キャラバン隊」を出発させた。10日までの2日間、県の東西を走り、集団的自衛権行使容認への反対などを訴える。
平和憲法号は、県平和運動センター、平和憲法ネットワーク高知、護憲連合県本部、連合高知の4団体が2006年からほぼ毎年、市民の寄付で集めた広告費で「守ろう9条・25条を!!」などの車体広告を載せて走らせてきた路面電車。土電側は「社内規定で禁じている政治的な広告ではないか」との指摘を社外から受けたとして、昨年初めて運行した県労連など3団体の「憲法9条号」とともに今春、今年の広告を拒否することを各団体に伝えた。
4団体の代表は土電に平和憲法号の運行継続を求めてきたが、「憲法を巡る議論が政治問題化している」として改めて拒否されたため、代替案として車によるキャラバン隊の街宣活動を決めた。