高知の市民団体が10月末1週間の予定で「特攻70年・高知」を企画しています。
戦争末期の1944年に始められた旧日本軍の特攻作戦で亡くなった軍人は約5800人です。
今年は70年目、特攻に使用された兵器の模型や、特攻を生む土壌を作ったといわれる「軍人勅諭」など、約100点が展示されます。
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特攻から70年、平和の尊さ知って 市民が企画展|高知
朝日新聞 2014年6月25日
旧日本軍が特攻作戦を始めた1944年から今年で70年。悪化する戦局の中、特攻は繰り返され、高知からは52人の若者が命を落とした。戦争の悲惨さと平和の尊さを知ってもらおうと、市民団体が企画展「特攻70年・高知」を予定し、遺品や資料の提供を呼びかけている。
市民団体「『特攻70年・高知』企画展実行委員会」によると、特攻で犠牲になったのは約5800人。県内に本籍がある52人は17~25歳で、全員が航空機に爆弾を積んで敵艦に体当たりする航空隊員だった。作戦を進言した岡村基春大佐は県出身で、特攻隊員として最初に飛び立ったのも大方町(現黒潮町)出身の青年だったという。
企画展は10月28日から11月3日まで自由民権記念館(高知市桟橋通4丁目)で開かれる。特攻に使用された兵器の模型や、特攻を生む土壌を作ったといわれる「軍人勅諭」など約100点を展示する。