広島、長崎の原爆忌を前に28日、核兵器の廃絶や平和の実現を願う「反核・平和の火リレー」が、愛媛県、鳥取県などで始まりました。
広島・平和記念公園の「平和の灯ともしび」を移したトーチが、県内の市町村を巡るリレーです。
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核廃絶や脱原発訴え 「平和の火」リレー出発|愛媛
愛媛新聞 2014年07月28日
核廃絶や脱原発を訴え、愛媛県内を巡るリレーが28日、県庁を出発した。30日までの3日間、約300人のランナーが広島の「平和の火」をともしたトーチを手に257区間約300キロをつなぐ。
8月6日の原爆の日を前に全国で展開し、愛媛では25回目。参加者は東予と南予の2コースに分かれ原発の即時廃止や、集団的自衛権の行使容認に懸念を訴える要請文を15市町に提出する。
出発前、県庁であった要請行動では、実行委員長の水田英司さん(28)が「子どもや家族のことを考えると原発は不安」と強調し、要請文を県の担当者に手渡した。
強い日差しの下、最初のランナー2人がトーチを手に県庁を出発すると、集まった人たちは拍手で送り出していた。
「平和の火」をともしたトーチを手に県庁を出
発するランナー=28日午前、松山市
平和の祈り県内つなぐ|鳥取
読売新聞 2014年07月29日
県教組の青年部員を中心とした実行委が主催し、計約300人のランナーがトーチをつなぐ。途中、各市町村役場と県庁に立ち寄り、国家補償を明記した被爆者援護法の制定や原子力に頼らないエネルギー政策への転換などを要請する。
初日は午前9時過ぎ、水色のTシャツを着た第一走者2人が日南町役場前を出発。西部地区実行委員長の田中修一さん(30)は「反戦・反核・平和の思いを多くの県民と共有したい」と話していた。