2014年7月26日土曜日

原爆被爆者パネル展や平和アート展 各地で

 大分市では、25日27日の予定で、「平和のための戦争展in大分」が開かれています。
 長崎市では、20日から「長崎の平和を現代アートで発信しよう」という展覧会「8+9 2014」が開かれさまざまな手法で平和への思いを表現した仮設展示を中心に、50点ほどの作品が展示されています
 また福井市では、23日からパネル展「ヒロシマ・ナガサキ 原爆と人間」を開いています。ここでは反原発を題材にした1枚を会館側が勝手に撤去していたため、主催団体抗議し、展示を認めさせるというトラブルがありました
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原爆被爆者らのパネルなど展示 平和のための戦争展
大分合同新聞 2014年7月26日  
 平和のための戦争展in大分(大分合同新聞後援)が25日、大分市のコンパルホールで始まった。27日まで。
 反戦活動をする市民らでつくる実行委員会が毎年、開いており21回目。終戦間近の大分空襲を撮影した米軍資料や、原爆による被爆者らのパネルなど約150点を展示、県内に残る戦争遺跡も紹介している。
 26日は午後1時半から戦争体験者が講演。宗広有蔵さん(福岡県糸島市)が「中国戦線を生き抜いて」と題して話し、田辺楢男さん(竹田市久住町)は「過酷なニューギニア戦線」をテーマにビデオで証言する。
 問い合わせは森川登美江実行委員長(TEL090・4487・9114)。
 
大分空襲のパネル展示を見る来場者
 
          大分空襲のパネル展示を見る来場者
 
平和願う現代アート展 長崎大名誉教授ら開く
朝日新聞 2014年7月25日
 「長崎の平和を現代アートで発信しよう」という展覧会「8+9 2014」が、長崎市茂里町の長崎ブリックホールで開かれている。さまざまな手法で平和への思いを表現したインスタレーション(仮設展示)を中心に、50点ほどの作品が展示されている。
 
 長崎大名誉教授の井川惺亮(せいりょう)さんらが、名称を変えながら1984年から開いている展覧会。今回は韓国や中国の美術作家も含む50人ほどが参加した。
 
 開会した20日には、着色した画用紙を使って鶴を折るワークショップがあった。韓国・昌原大教授の姜パレムさんが講師役を務め、韓国の旅客船事故犠牲者を悼む思いも込めた。姜さんは韓紙に鉄のさびで戦争を、墨で平和を表現した作品を今回の展覧会に出している。
 
 
反原発パネル、一時撤去 福井の原爆展
東京新聞 2014年7月25日
 福井県国際交流会館(福井市)で23日から始まったパネル展「ヒロシマ・ナガサキ 原爆と人間」で、反原発を題材にした1枚を会館側が撤去していたことが25日、分かった。主催団体の抗議を受け、会館側は一転、展示を認めた。
 
 パネル展は26日までで、新日本婦人の会福井支部が主催。原爆をテーマにしたパネル30枚が展示されている。23日に「さようなら原発」と題したパネルが撤去された。反原発集会や東京電力福島第1原発の壊れた建屋の写真に「核兵器も原発も、人間とは共存できない」との文章が添えられている。(共同)