2014年7月28日月曜日

イスラエルで戦争反対集会  ガザ死者1050人に

 イスラエルの極右派であるネタニヤフ政権が進めるパレスチナ自治区ガザへの侵攻では、既にパレスチナ市民1050人が殺されました。

 イスラエルのテルアビブで26日夜、ガザ侵攻に反対する集会が開かれて、数千人の市民が集まりました。
 
 会場は軍を支持する団体に囲まれ、緊張が走りました
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イスラエルで戦争反対集会「停戦を」 右派も対抗
朝日新聞 2014年7月27日
 イスラエルのテルアビブで26日夜、イスラエル軍のパレスチナ自治区ガザへの侵攻に反対する集会が開かれた。参加した数千人は大半がユダヤ人。「我々は敵になることを拒む」「人種差別を進める政府はいらない」と声を上げた。だが、会場は軍を支持する団体に囲まれ、緊張が走った。
 
 集会は市民団体や左派系の政党が呼びかけた。各グループはプラカードやTシャツにそれぞれの主張を書き、会場の広場に設けられたステージに順番に立ち、即時停戦を訴えた。
 
 左派系政党の支援者、シャハル・ベンホリンさん(31)は「イスラエルの右派政権は(対立するイスラム組織)ハマスの映し鏡だ。相手に憎しみを生む今の安全保障政策は失敗。パレスチナ国家を認め、共存を進めるべきだ」と語った。

写真・図版
イスラエルのテルアビブで開かれた集会で26日、ろうそくの灯で戦争の犠牲者
を追悼する参加者。市庁舎は照明でイスラエル国旗を描いていた


ガザ情勢 死者1千人を超す、イスラエルが一時休戦を延長
 ガザ(CNN) 2014年7月27日
パレスチナ自治区ガザでイスラム組織ハマスと衝突するイスラエルで26日深夜、国連の要請に応じて一時休戦を24時間延長することが閣議で承認された。ハマス側は検討中との立場を示している。
 
ガザ保健当局によれば、激しい空爆のため数日前から立ち入りが不可能となっていた地区で、新たに100人以上の遺体が発見された。イスラエルの軍事作戦が始まってからのガザの死者は約1050に達した
イスラエルは26日午前8時から12時間の人道的休戦を発表し、これをいったん4時間延長していた。閣議では、ハマスからイスラエルへ通じるトンネルの破壊工事を続けることを条件に、27日午前0時以降、さらに24時間の休戦に応じることが決まった。イスラエル軍報道官によると、ハマスは数十カ所にトンネルを掘ってイスラエルに戦闘員を送り込んでいる。
イスラエルは27日に改めて閣議を開き、地上戦の続行について討議する。
 
ハマス側は4時間の延長に応じないと表明し、26日夜には攻撃を再開。イスラエル側に迫撃砲やロケット弾を撃ち込んだ。イスラエル軍は、深夜までに発射されたロケット弾4発のうち3発を迎撃したと発表した。
 
人道的休戦が成立した26日、ガザには医薬品が運び込まれ、住民らが街へ出て必需品を調達した。空爆後のがれきの山から犠牲者を捜す作業も実施された。
ガザ保健当局がCNNに語ったところによると、激しい空爆のため数日前から立ち入りが不可能となっていた地区で、新たに100人以上の遺体が発見された。すべての建物が破壊されていた区域もあった。今月8日にイスラエルの軍事作戦が始まってからのガザの死者は1050人近く、負傷者は約6000人に達した。
イスラエル側では、先週ガザで負傷した兵士2人が26日に死亡し、軍の死者は計42人となった。