安全保障関連法の廃止などを訴えるため去年5月に結成されたSEALDs(自由と民主主義のための学生緊急行動)が、緊急行動としての活動に区切りをつけるとして、終戦の日の15日に解散しました。
16日に都内で記者会見を開き、「市民が当たり前に政治に参加する文化を多くの人が始めてほしい」と訴えました。
中心メンバーの1人、奥田愛基さんは「自分自身、思い悩みながら活動してきた。できると思ったことは逃げずにやってきたつもりだ」と述べました。
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SEALDs解散 「市民が当たり前に政治参加を」
NHK NEWS WEB 2016年8月16日
安全保障関連法の廃止などを訴えてきた大学生など若者のグループ「SEALDs(シールズ)」が、緊急行動としての活動に区切りをつけるとして解散し、記者会見で「市民が当たり前に政治に参加する文化を多くの人が始めてほしい」と訴えました。
SEALDsは、集団的自衛権の行使を可能にする安全保障関連法の廃止などを訴えるため、首都圏の大学生などによって去年5月に結成され、国会前の集会には幅広い世代が参加したほか、関西や東北、それに沖縄に同様のグループができるなど広がりを見せました。
SEALDsは、緊急行動としての活動に区切りをつけるとして、終戦の日の15日に解散し、16日に都内で記者会見を開きました。
中心メンバーの1人、大学院生の奥田愛基さんは「自分自身、思い悩みながら活動してきたが、民主主義とは何かを問い続け、できると思ったことは逃げずにやってきたつもりだ」と述べました。
また、同じく中心メンバーの大学生の牛田悦正さんは「市民が当たり前に政治に参加するという文化をもっと多くの人が始めていってほしい」と訴えました。
メンバーの一部は今後も政策に関する研究などを続けるほか、アメリカ軍普天間基地の移設問題などに反対する沖縄のグループは解散せずに活動を続けていくということです。