2017年11月18日土曜日

18- あんな低レベルの質問なら与党の質問時間は不要(まるこ姫)

 自民党は、与党議員の質問時間を大幅に増やせという全く何の理由もない要求を出した挙句、これまでの2割から3割3分に質問時間を大幅に増やしました。それに基づいて15日に衆院文部科学委員会で質疑応答が行われましたが、果たして与党議員は増えた質問時間を有効に利用して審議を充実させたのでしょうか。

 トップバッターに立ったのは自民党の義家弘介議員で、なんと彼は前文科副大臣でした。答弁者になるべき人間が質問者に立てばどうなるのか、絵にかいたような展開になりました。
 彼は質問ではなく、まず前川喜平・前文科事務次官とマスコミ、更には森友・加計問題を追及した野党の批判に時間を費やし、その挙句自己弁護まで始めたということです。
 義家氏という質問者のタマが悪すぎたということも勿論ありますが、そもそも与党議員に質問させること自体に意味がないことを証明したものです。
 維新の党なども含めて以前から与党議員の質問は、ただただ安倍政権を持ち上げるだけの内容しかなく、見ていて腹が立つものばかりでした。

 まるこ姫が、「~ あんな低レベルな質問なら与党の質問時間は要らない」とする怒りのブログを書きました。
 彼女も指摘していますが、12回も討議を中断させたという長坂政務官の答弁も酷いものでした。
 しかし、それは国家戦略特区ワーキンググループにおける「検討」が「加計学園ありき」になっていて、如何にお粗末で無内容のものであったのかを証明するものでもありました。

 まるこ姫の独り言を紹介します。文中の太字強調と青字強調は原文に拠っています。
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加計審議、あんな低レベルな質問なら与党の質問時間は要らない
まるこ姫の独り言 2017年11月16日
昨日の与党側の質問を聞いていると、改めて与党の質問時間は、要らないと思った。
かえって時間の無駄だ。
与党の質問者の義家の質問は質問になっていない。
野党批判、マスメディア批判で、国民の疑問には一切答えていない。

2017年11月16日01時14分
「恣意(しい)的報道を繰り返してきたマスコミ」「野党議員による根拠はないが結論ありきの追及」
 15日の審議で質問に立った自民党の義家弘介氏は冒頭から、メディアや野党に対する批判を展開した。
国会と言う場は、議会の中で議員が政府に質問をし、追及する場ではなかったのか。
権力者の出して来たその政策が国民のためになっているかどうかを追及したり、権力が暴走しないようにそれを監視する場だと思っていたが。。。。。
義家の場合、権力側の人間で政府を守るために、加計問題を報道して来たマスメディアに矛先を向けたり、野党の質問に対して、やたら非難をしている。
これで質問時間だと言われても違和感ばかりが残る。
「根拠はないが結論ありき」の追及と言うが、それ長坂政務官に言ってやれよ。
昨日の報ステを見ていて、質問に答えた長坂政務官が「記録は残ってませんが、結論は残っております」と言っていて、この人、何を馬鹿な事を言っているのだと思った。
経過についての記録が重要なんじゃないか。。。。
結論ありきは野党ではなく、政権の方で、その間の文書も破棄しているのに結論だけは残っているという答弁は、いかにも国民を馬鹿にした話だ。
よくこんなでたらめを、いけしゃあしゃあと言えるものだ。

利害関係を持つ与党議員や、安倍政権に恋々としている維新の会の議員が質問したら、当然与党を守るために必死になるのは分かり切った話で、本来なら義家は質問を受ける立場の議員で、その人間が質問に立つなんてどう考えても変だ。
挙句、政権批判など考えも及ばないようで、野党批判やメディア批判に終始している。
安倍首相は、真摯に丁寧に説明すると言っていたが、質問時間でさえ、議席に応じて配分を変えろと言ってみたり、その質問でさえ、質問になっていなかったでは。。。
政府の疑惑や疑問を質す場が、野党批判やメディア批判に成り代わってしまったら質疑の意味が無くなってしまう。
数の論理で国会が運営されて行ったら、政策について批判したり疑問が解明されなくなってしまうし、与党1野党2の質問時間配分で審議した途端、このあり様では、この先が思いやら
れる。
議席配分に応じるべきだと思っているネット民がいるが、与党の質問時間をリアルに見たことがあるのだろうか。
与党議員の質問は質問ではなく、国会の場で政権ヨイショやゴマすりばかりだ。
しかも質問も初めから打合せているのか、答弁者のの応答の早い事は!打てば響くと言う感じだ。

国会がこんな出来レースのシャンシャン総会並みになっても良いと思っている人が増えているとしたら、これはこれで怖い事だ。