枝野幸男代表ら立憲民主党執行部が2日、結党のあいさつを兼ねて国会内の日本共産党控室を訪れた際、共産党の志位委員長が、総選挙に先立って社民党を含む3党が市民連合と結んだ7項目の政策合意について、「これは一致してやっていきたい」と述べたのに対して、枝野代表も「公党間の約束であり、市民連合を通じて国民のみなさんと約束していることですから、そこはしっかりとやっていきたい」と応じました。
一方、民進党の大塚代表は、国会対応で、希望の党も含めた民進党・立民党の3党の連携を模索しているということです。まだまだ温度差があります。
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9条改憲阻止など7項目合意で協力
立憲民主党執行部が共産党にあいさつ 志位委員長らが応対
枝野幸男代表ら立憲民主党執行部が2日、特別国会開会を受け、結党のあいさつを兼ねて国会内の日本共産党控室を訪れました。志位和夫委員長、小池晃書記局長らが応対しました。
「いろいろおせわになりました」「野党がしっかりと連携していけるよう、よろしくお願いします」と述べた枝野氏に対し、志位氏は「結党おめでとうございます。(総選挙での)躍進にも祝意を申し上げたいと思います」と応じました。
志位氏は、特別国会会期が、野党の要求を受けて12月9日までの39日間となったことは「大きな成果でした」と発言。立憲民主党の辻元清美国対委員長も「野党がまとまって行動できたことが大きかった」と、早くも国会内での共闘が始まっていることをお互いに喜び合いました。
志位氏は、総選挙に先立って両党と社民党を含む3党が市民連合と結んだ7項目の政策合意の第1項目が「安倍政権による憲法9条改定に反対」だったとして、「これはしっかり一致してやっていきたい」と強調。枝野代表も「公党間の約束であり、市民連合を通じて国民のみなさんと約束していることですから、そこはしっかりとやっていきたいと思います」と応じました。
日本共産党からは、市田忠義、田村智子両副委員長、笠井亮政策委員長、穀田恵二国対委員長が、立憲民主党からは長妻昭代表代行、近藤昭一副代表兼選対委員長、佐々木隆博副代表兼総務委員長、福山哲郎幹事長もそれぞれ同席しました。
立民 枝野代表「野党で何かやる時は6党で」
NHK NEWS WEB 2017年11月2日
立憲民主党の執行部は2日、各党にあいさつ回りを行い、民進党の大塚代表が、国会対応で希望の党も含めた3党の連携を模索していることを踏まえて協力を呼びかけたのに対し、枝野代表は、共産党や自由党、社民党を加えた野党6党で対応していきたいという考えを示しました。
立憲民主党の枝野代表や福山幹事長ら執行部は、2日午後、国会内で各党にあいさつ回りを行い、このうち民進党では、大塚代表らが出迎えました。
この中で大塚氏は、国会対応で希望の党も含めた3党の連携を模索していることを踏まえて、「新しい構図で国会が始まるが、国民によい政策を届けていくために、連携してともに取り組んでいきたい」と述べました。
これに対し枝野氏は「民進党との関係は特別な間柄であるが、野党で何かやる時は、自由党、社民党、共産党を含めた6党の枠でやりたい」と述べ、共産党や自由党、社民党を加えた野党6党で対応していきたいという考えを示しました。
また自民党では、二階幹事長らが出迎え、辻元国会対策委員長が「野党をすべて合わせても100人ちょっとだ。『反対の立場だったら、本当にしんどい』ということを理解していただき、相談させてほしい」と述べました。