2017年9月12日火曜日

12- 世論調査 内閣支持率「支持する」が3か月ぶりに上回る

 週末に行われた日本テレビ系NNNの世論調査で、安倍内閣の支持率は42・16・5ポイント増)、不支持率は41・06・3ポイント減)で、今年5月以来、4か月ぶりに支持が不支持を上回りました(日テレニュース・10日)。

 同じく8日~10日に行われたNHKの世論調査では、安倍内閣の支持率は445ポイント増)、不支持率は3607ポイント減)で、やはり3か月ぶりに支持が不支持を上回りました(NHKニュース・11日)

 先に内閣支持率が下落した時に、「安倍首相の人柄が信頼できないから」が主な理由だから簡単には回復しないだろうと言われていましたが、そうはならなかったようです。

 北朝鮮の弾道ミサイルの発射に「大いに」と「ある程度不安を感じる」が合わせて87%に達する一方、安倍首相が米・ロ首脳と連絡を取って対応していることを「大いに」と「ある程度評価する」が合わせて69%に達している状況が関係しているかもしれません。
 日本テレビでの結果に関して「まるこ姫の独り言」が記事を書いています。
 NHKニュースと「まるこ姫の独り言」の記事を紹介します。
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NHK世論調査 内閣支持率「支持する」が3か月ぶりに上回る
NHK NEWS WEB 2017年9月11日
NHKの世論調査によりますと、安倍内閣を「支持する」と答えた人は、先月より5ポイント上がって44%だったのに対し、「支持しない」と答えた人は、7ポイント下がって36%で、3か月ぶりに、「支持する」が「支持しない」を上回りました。
NHKは、今月8日から3日間、全国の18歳以上の男女を対象にコンピューターで無作為に発生させた固定電話と携帯電話の番号に電話をかける「RDD」という方法で世論調査を行いました。調査の対象となったのは2273人で、57%に当たる1285人から回答を得ました。

それによりますと、安倍内閣を「支持する」と答えた人は、先月よりも5ポイント上がって44%だったのに対し、「支持しない」と答えた人は、7ポイント下がって36%で、3か月ぶりに「支持する」が「支持しない」を上回りました。

支持する理由では、「他の内閣より良さそうだから」が50%、「実行力があるから」が16%、「支持する政党の内閣だから」が15%でした。逆に、支持しない理由では、「人柄が信頼できないから」が35%、「政策に期待が持てないから」が33%、「実行力がないから」が12%となっています。

北朝鮮は、先月、日本の上空を通過する弾道ミサイルを発射したのに続き、今月3日にICBM=大陸間弾道ミサイルに搭載するための水爆の実験に成功したと発表しました。
こうした北朝鮮の行動に不安を感じるか聞いたところ、「大いに不安を感じる」が52%「ある程度不安を感じる」が35%、「あまり不安を感じない」が7%、「まったく不安を感じない」が2%でした。
安倍総理大臣は、北朝鮮による弾道ミサイル発射や核実験を受けて、アメリカや韓国ロシアの首脳などと、相次いで電話会談などを行い、今は対話の時期ではなく、圧力強化が必要だとして、国際社会の連携を呼びかけています。
こうした対応を評価するか聞いたところ、「大いに評価する」が21%、「ある程度評価する」が48%、「あまり評価しない」が18%、「まったく評価しない」が7%でした。
(中 略)
民進党の代表選挙で、前原元外務大臣が新しい代表に選ばれました。
前原代表に期待するか聞いたところ、「大いに期待する」が7%、「ある程度期待する」が29%「あまり期待しない」が36%、「まったく期待しない」が22%でした。

民進党の前原代表は、山尾志桜里氏の幹事長への起用を断念し山尾氏は、既婚男性との交際疑惑をめぐる報道を受けて、離党しました。
このことが、民進党に影響があると思うか聞いたところ、「大いに影響がある」が24%、「ある程度影響がある」が42%、「あまり影響はない」が20%、「まったく影響はない」が6%でした。

民進党の代表選挙では、次の衆議院選挙に向けて、共産党などとの野党連携の在り方が論点の一つとなりました。
民進党と共産党などとの野党連携を続けたほうがいいと思うかどうか聞いたところ、「続けたほうがいい」が22%、「続けないほうがいい」が29%、「どちらともいえない」が41%でした。

官房長官「一喜一憂すべきでない」
(後 略)


「安倍内閣支持率421% 不支持を上回る」、臨時国会を開催しなかった効果が!
まるこ姫の独り言 2017年9月11日
やっぱりこの国の国民は忘れやすい。
それを熟知しているのが長年政権を取ってきた自民党で。。。
閉会中審査でお茶を濁して、野党にどれだけ請求されても中々臨時国会を開くそぶりを見せなかった。
その甲斐があってか、支持率調査をやけに気にする安倍首相の思いに近づくような数字になって来た。
支持も不支持も似たような数字だが、一応は支持の数字が不支持を上回る。
臨時国会招集を9月の下旬にしたのは、何事も熱しやすく冷めやすい国民の傾向と対策をしっかりした成果だろう。
そのおかげで、あれだけ、不支持率に貢献した「首相の人柄が信用できない」が大幅に改善したと。。。。
これも、北朝鮮ネタで国民を不安と恐怖に陥れ、大幅に煽って来たことも、大いに支持率に貢献しているのだろうと想像は付く。

国会を開かない方が支持率が上がるとは。。。
小野寺を外務大臣に、河野太郎に外務大臣に登用して、ミサイルに対しての竹槍避難訓練をさせたり、北朝鮮に対して勇ましい言葉をどんどん発信させれば、国民は、政府は良く対応していると思うのだろう。
とにかく、いかにも仕事をしていると思わせるように、大臣を露出させると言うことに尽きる。

なんといっても、報道は政権側についているから。。。
特にNHKは、安倍さまのNHKとも揶揄されているくらい密着度が高いし、高齢者や地方の人にとってはNHKは信頼に価するような報道機関のようだから。
自民党に取って国会閉会中の今がチャンスで、公器で宣伝できるし、イメージ操作をできるしで、支持率上がるのは当然と言えば当然の結果だろう。
というわけで、テレビは今や、野党議員の山尾志桜里に対して、人として議員としてけしからんの大合唱。
コメンティター全員で、叩きに叩きまくる。
今日のバイキングも酷かった。
よほど、人に対してときめきもなければ、よこしまな考えもなく清廉潔白で、実に人間的に優れた人達ばかりなのだろう。

それにしても、モリカケ問題はどうなったのか。
加計孝太郎はどこにいるのか。説明責任はないのか。
都議選終わった後に、加計とのかかわりを説明すると言った下村は、どうなったのか。
その前に、あっせん利得疑惑の渦中に突如、睡眠障害に陥った甘利に対して、説明責任を求める報道の声が全く聞かれないのは、どうしたことか。
個人の疑惑に、週刊誌と同じく血眼になるテレビばかり見ていたら、公の疑惑はすぐに忘れてしまうし、それが支持率アップに繋がったと言う事だろう。