岸田首相の得意とするセリフに「あらゆる選択肢を排除することなく」があります。思考(あるいは選択)の進め方としてこれほどに周到な説明はなかなかありませんが、実際にそれを実行しているかはまた別の話しです。そもそも「あらゆる選択肢を排除することなく」検討することは決して簡単に出来ることではありません。岸田氏は一度でも実行したことがあるのだろうか、というのが率直なところです。
敵基地攻撃能力の保有然り、そのための軍事費倍増然り、原発再稼働の促進も然りで、そうした呆れるしかない結論を出すについては、はじめから結論ありきでそれを否定するあらゆる選択肢など考えてもみなかったのではないでしょうか。それにしてもあまりの言葉の軽さです。
ところで検討士「岸田」の辞書には「検討を考える」も準備されていたことが分かりました。「検討を考える」とは「一体何について考える」のでしょうか。何か「考え」があるのかも知れませんが普通はそれも含めて「検討する」と言うものです。
まるこ姫が取り上げました。
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岸田の新ネタ、ウクライナ訪問「検討を考える」検討よりもっとトーンダウン
まるこ姫の独り言 2023.01.07
岸田も日本語が滅茶苦茶
安倍政治を踏襲するそうだから、日本語も踏襲したのかもしれない。
「異次元の少子化対策」とか、「大胆な検討」とか、大仰な言葉を言えばそれに騙される国民もいるだろう。
成功体験なのか、今度はウクライナ訪問を検討するではなく「検討を考える」ときた。
検討するだけでは効果が薄いと思ったか「検討を考える」
どんどん大胆になって来た(笑)
「頭痛が痛い」とか?
>岸田首相 ゼレンスキー大統領にウクライナ訪問を検討していく考えを伝える |
メディアも悪い。
こういう時こそ岸田に忖度して「ウクライナ訪問を検討すると伝えた」と書けばいいのに「ウクライナ訪問を検討していく考えを伝えた」と書くから、例の「検討士岸田」と重なってしまって、ますます優柔不断な総理の印象になる。
こういう分析をしている方がいた。
「検討していく考え」はまだ検討段階にも入っていない、行くかどうか検討するかどうかを考えると言う意味に捉えられてしまう。
検討段階のその前では、行く気が無いと思われるのではないか。
戦闘地には行く気がなさそうな総理ではあるが。
個人的には行ったまま帰らなければ、国民の血税を勝手に大盤振る舞い・バラまくことも無くなるしとは思うが。
岸田の事だから、いい顔したいがためにどんどんたかられそうな予感。
ウクライナ支援もお付き合いの一環で必要かも知れないが、その前に困窮している自国民への愛を持ってほしい。
しかし、どこの国もなぜロシアやウクライナに停戦なり終戦なりを進言しないのだろう。
仲裁役の国がどこにもいない。