2023年1月6日金曜日

06- フソー化成(株)小林洋社長の露骨な不当労働行為「追い出し部屋」を許さないぞ!

 パソナ会長であった竹中平蔵氏は、かつて大企業のリストラ対象者を出向の形で子会社に受入れた後に、過酷な訪問数のノルマを課したりして対象者に精神的苦痛を与え、自発的に退職させるシステムを実行して批判を浴びました
  ⇒(16.3.30)出向社員の待遇は悲惨 パソナ子会社の『追い出し部屋』
    (16.4.  4パソナへの「辞めさせ出向」 田辺三菱製薬が撤回
 それも極めて酷い例でしたが、他者を介さずに自分の企業内で労働者に堪えがたい苦痛を与えて自発的に退職に仕向けるという、前時代風のやり口が今なお企業によっては健在です。これ以上はないような人権侵害です。
 レイバーネット日本が フソー化成(株)の例を紹介しました。
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東京東部労組 : フソー化成(株)小林洋社長の露骨な不当労働行為 「追い出し部屋」を許さないぞ!
                      レイバーネット日本 2023-01-05
全国一般東京東部労組委員長の菅野です。
フソー化成と闘う北澤組合員は現在、仕事を取り上げられ工場内の「追い出し部屋」での「待機」を強いられています。
露骨な不当労働行為に屈することなく闘い続ける北澤さんへのご支援・激励をお願いいたします。
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フソー化成(株)小林洋社長の露骨な不当労働行為
「追い出し部屋」を許さないぞ!

フソー化成株式会社の小林洋社長は昨年12月11日の団体交渉翌日、北澤組合員に対して新たな不当労働行為をしかけてきました。北澤さんに対し「やってもらう仕事がなくなった場合は所定場所で待機すること」との指示を出してきたのです。このような不当労働行為につき、組合は事実上の団体交渉拒否とあわせて12月19日、東京都労働委員会(都労委)に救済を求める申し立てを行いました。

これに対し会社は都労委申し立てへの報復であるかのようにその翌日(12月20日)、「仕事が少なくなってきたので今後の業務内容は学習を主とする」などと記載した指示書への署名を北澤さんに求めてきました。
「学習」に意味はまったく見いだせず、仕事を取り上げるという意味で露骨な不当労働行為です。北澤さんが署名を拒んだところ、会社はそれをもって「学習」を拒否したとして北澤さんに「待機」を命じました。



「待機」の場所はフソー化成東京工場入口近くの狭いスペースです。【左の写真】


丸イスと粗末な机が申し訳程度に置かれ、いかにも急造。まさしく「追い出し部屋」そのものです。
しかも暖房は足下に置かれた小さな石油ファンヒーターのみ。暑さ/寒さ・立ちっぱなし/座りっぱなしの違いがあるとはいえ、昨年4月に強いられた拷問的不当労働行為と本質はまったく変わりません。

会社は年末にかけて連日、「学習」をするようにとの指示書への署名を求めてきましたが、北澤さんは敢然とそれを拒否し、不当労働行為に屈しない姿勢を職場で貫いています。
その結果、北澤さんは短時間の雑用や一時的な作業を終えた後、就業時間の大半を寒さの中、丸イスに座っての「待機」を強いられています。

むき出しの労働組合嫌悪・憎悪に基づくかのような露骨な不当労働行為であるとともに、労働者の尊厳を踏みにじるようなやり方を私たちは絶対に許すことはできません。12月22日には会社前での抗議行動を行いましたが、今後も行動を強め、小林社長の卑劣なやり方をはね返すまで闘います!

不当労働行為に屈することなく職場で歯を食いしばって闘い続ける北澤さんにみなさんの激励・ご支援をお願いいたします。

同時に、フソー化成株式会社・小林洋社長にみなさんの抗議の声をお願いいたします!

◇抗議先
フソー化成株式会社
代表取締役社長 小林洋
東京都足立区梅田1-19-10
電話:03-3887-7831 FAX:03-3849-5491

参照ブログ記事
https://blog.goo.ne.jp/19681226_001/e/799ac4e7818075b9fd0205f83bbaf1ee