24日、日比谷野外音楽堂に全国から3000人余りが集まり、いのちや人権が大切にされる医療や介護の充実を求める「いのちまもる国民集会」が開かれました。
保団連、全日本民医連、日本医労連など14団体による実行委員会の主催で、この集会は2006年に始まりました。
「医師や看護師を増やす」、「患者や利用者の負担を減らす」などの医療・介護充実させることを要求するとともに、社会保障制度改悪や消費税増税、TPP交渉参加を許さないと訴えました。
以下にしんぶん赤旗の記事を紹介します。
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医療・介護充実させよう いのち守る国民集会に3000人
東京・日比谷野外音楽堂
しんぶん赤旗 2013年10月25日
社会保障制度改悪や消費税増税、環太平洋連携協定(TPP)交渉参加を許さず、いのちや人権が大切にされる医療や介護の充実を求めて24日、「いのちまもる国民集会」が開かれました。
冷たい雨が降りしきる中、会場の東京・日比谷野外音楽堂には全国から3000人余が参加。ゲストで予備校講師・林修さんの決め言葉をコールに取り入れ「医師、看護師を増やすのは?」「今でしょ!」「患者、利用者負担を減らすのは?」「今でしょ!」と元気にパレードしました。
保団連、全日本民医連、日本医労連など14団体による実行委員会が主催。主催者あいさつで日本医労連の山田真巳子委員長は、2006年に始まった集会が確実に政治を動かしてきたと強調。「介護や医療を受ける人も提供する人も命が大切にされていない。命を守る私たちの運動、いつやるの? 今でしょ!」と訴えました。
現場から4人がリレートーク。日本医師会、日本歯科医師会、JA新潟中央会など多数の激励メッセージが寄せられました。
医療・介護の営利化反対や、医師・看護師・介護職員等の大幅増などを国に求めるアピールを採択しました。
日本共産党の田村智子、倉林明子両参院議員が参加し、田村氏があいさつ。国会要請行動には高橋ちづ子衆院議員が応対しました。
思いともにするのは「今でしょ」
予備校講師 林修さんがエール
大きな拍手と「よし!」のかけ声で登壇した予備校講師・林修さん。妻は産婦人科医。月の当直が8日から12日もあるといいます。「同級生にも医師が多い。話を聞いて、人の命を預かるのは本当に大変で、責任の重さが僕とは全然違うと思った」と林さん。もっといい国にするために自分ができる仕事は、他人の意見を受け止め、自分で考えることができる人間を一人でも多く育てることだと強調。「皆さんとの思いをいつ、ともにするか? 今でしょ!」としめくくり、大きな拍手を浴びました。