会長の浅田治郎氏が講演し、「戦争体験のない私たちの世代は、歴史を深く認識して、憲法を巡る議論に向き合っていく必要がある」と述べました。
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日本ペンクラブが憲法考える集い
NHK NEWS WEB 2013年10月11日
作家などで作る「日本ペンクラブ」は、憲法について考える集会を開き、会長で作家の浅田次郎さんが、戦争体験のない私たちの世代は、歴史を深く認識して憲法を巡る論議に向き合っていく必要があると訴えました。
10日夜、東京・千代田区で開かれた集会には、作家などおよそ150人が集まりました。
この中で、日本ペンクラブの会長で「終わらざる夏」など戦争についての作品もある、作家の浅田次郎さんが講演し、先の大戦では、普通の国民もいやおうなく徴兵され、戦争に巻き込まれたとしたうえで、「戦争体験のない私たちの世代はこうした歴史を深く認識して、憲法を巡る議論に向き合っていく必要がある」と述べました。
続いて開かれた座談会で、旧日本軍について多くの作品があるノンフィクション作家の保阪正康さんは、「戦地での体験のなかには、語られてこなかった部分もある。憲法を議論する際には、戦争の実態について想像力を働かせる必要がある」と述べました。