NHKは政権への追従姿勢ばかりが目立ち、必要な国会中継を行わなかったり、全国各地で行われている政権批判のデモや安保法案反対デモ・抗議行動もほとんど報じないなど、公共放送としての使命を果たしていません。
２５日夜、ＮＨＫ包囲行動実行委員会の主催の包囲デモに約１０００人の市民が参加して、ＮＨＫ放送センターの正面玄関側、西門側、東門側を包囲しました。
実行委員会が掲げたNHKへの要求スローガンは下記のとおりです。
● 政権に不都合なことを隠すな ● NHKは戦争法案に加担するな
● 中国の脅威をあおるな ● 国民の抗議の声を伝えよ
● 国会審議をまともに放送せよ ● 政治家と会食するな、癒着するな
● 籾井会長はNHKを私物化するな ● 権力を監視するメディアになれ！
参加者は３カ所の出入り口を中心に「“アベチャンネル”にするな」などと書いたプラカードを掲げて、「政府広報はやめろ」「戦争法案に加担するな」とコールしました。
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ＮＨＫを市民“包囲” “アベチャンネル”にするな
しんぶん赤旗 2015年8月26日
戦争法案への怒りはＮＨＫにも―政府べったり報道をやめよと２５日、東京・渋谷区のＮＨＫ放送センターを包囲する抗議行動が行われ、集まった約千人（午後７時時点）が声を響かせました。ＮＨＫに関心のある個人・団体がつくった実行委員会の主催です。
参加者は３カ所の出入り口を中心に「“アベチャンネル”にするな」などと書いたプラカードを掲げてアピール。合わせて「政府広報はやめろ」「戦争法案に加担するな」とコールしました。
主催者の一人、醍醐聰元東大教授（ＮＨＫを監視・激励する視聴者コミュニティ共同代表）は「番組を見て意見を言うのが基本ですが、ＮＨＫの対応はあまりにしゃくし定規。目に見える行動を、と企画したら大変な反響でした」と話しました。街頭での抗議行動に初めて参加したという会社員の女性（３３）は「ＮＨＫは戦争法案反対の運動などをあまり放送していない」と批判しました。
この日は広島、大阪、京都でも抗議行動がありました。事前に奈良（１９日）、岐阜（２２日）で申し入れやビラ配布が行われています。また行動に先立ち、視聴者団体が籾井会長らの罷免要求署名をＮＨＫに届けました。累計約７万７千人分に上っています。