2015年8月29日土曜日

海外在住者が「オーバーシーズ」結成 安保法案反対の

 安全保障関連法案に反対する海外在住の日本人らが「オーバーシーズOVERSEAs)を結成しました。
 いまの安保法案が成立すると真っ先に海外在住者テロなどの標的にされます。安倍首相は日本人には指1本触れさせないと春先に大言壮語しましたが、具体的な対策など何も持たないままの単なる出まかせに過ぎません。
 今後はこのオーバーシーズが、海外からの反対の声を届けるプラットホームになるということです。
 
 これで、大学生らのグループ「シールズ(自由と民主主義のための学生緊急行動)」に触発されて結成し、シールズにちなんで名付けられた反安保法案の組織は、オールズ、ミドルズ、トールズ都内教員らのグループ)に続いて4つ目になります。
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安保法案反対の海外在住者 「オーバーシーズ」結成
東京新聞 2015年8月28日
 安全保障関連法案に反対する海外在住の日本人らが「OVERSEAs(オーバーシーズ)」を結成し、二十八日に東京都内で記者会見を開いて発表した。発起人の武井由起子弁護士は、法案が成立すると、海外在住者はテロなどの影響を受ける可能性が高まるが、日本国内の議論に参加しにくいと強調。「国外からの反対の声を届けるプラットホームにしたい」と意気込みを話した。
 一週間ほど前からインターネット上で呼び掛け、現在も国外で暮らす人やその経験者らが応じて、約四百人のグループになった。
 
 武井弁護士は「共通するのは危機感。一番影響を受けるのに、蚊帳の外にいる」と指摘。ネットを通じ、国外からの視点を伝えたいという。
 法案に反対する活動で注目を集める大学生らのグループ「SEALDs(自由と民主主義のための学生緊急行動、シールズ)」に触発され、オーバーシーズと名付けた。