東京新聞が、NHK、時事通信、、共同通信、フジ・産経新聞、NHKなどが行った直近の世論調査結での「内閣支持率」を一覧表で示しました。
内閣支持率は、時事通信40・6%(前月比7・9ポイント減)、テレビ朝日40・9%(同3・5減)、共同通信42・7%(同6・0ポイント減)などと軒並み急落しました。
また「桜」疑惑問題に関する首相(や政府)の説明について、共同通信の調査では「十分に説明しているとは思わない」が83・5%、読売新聞の調査では政府説明に「納得していない」が75%、産経新聞の調査では「招待者の取りまとめに関与していない」との首相の説明に「納得できない」が74・9%でした。
「モリカケ」問題で示された政府への不信が再現された訳で、疑惑に塗れながら徹底した隠蔽とゴマカシで切り抜けようとする政権の体質が何も変わっていないことが明らかにされました。
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内閣支持率、軒並み低下 各社世論調査 桜説明「納得せず」大半
東京新聞 2019年12月17日
報道各社の世論調査で、安倍内閣の支持率が軒並み低下している。「桜を見る会」を巡る疑惑が響いたとみられる。いずれの調査でも支持率は40%台を維持したが、安倍晋三首相の説明に「納得していない」といった回答が大半を占め、首相の説明不足に対する厳しい世論が浮かび上がった。 (清水俊介)
共同通信のほか、テレビ朝日、読売新聞と日本テレビ、産経新聞とフジテレビが十四、十五日を中心に調査を行った。いずれも、支持率は下落し、不支持率は上昇した。国会閉幕直前の七、八日を中心に調査を行ったNHK、時事通信、TBSも同じ傾向だった。
各調査は、首相や政府の説明についても調査。共同通信の調査では「十分に説明しているとは思わない」が83・5%だった。読売新聞の調査では政府説明に「納得していない」が75%、産経新聞の調査では「招待者の取りまとめに関与していない」との首相の説明に「納得できない」が74・9%だった。
共産党の小池晃書記局長は十六日の記者会見で、内閣支持率の下落について「当然の結果だ。首相が国会質疑から逃げ回り、最後は国会を強制的に閉じた。こうした対応に多くの国民が不信と怒りと疑問を持った」と分析した。
菅義偉(すがよしひで)官房長官は記者会見で「結果を謙虚に受けとめ、国民の声に耳を傾けながら、一つ一つ丁寧に対応していきたい」と述べた。