憲法問題を参院選の争点に 研究者有志が声明

　安倍首相が今度の参院選でも、彼が最大の眼目にしている改憲のことはおくびにも出さず、破綻が明らかになっているアベノミクスのエンジンを吹かすなどとデタラメなことを口にしています。
　それに対して憲法研究者有志が、1日、憲法問題を参院選の争点とすることを求める声明を出しました。
　選挙の時には争点として明示しないで、選挙後に信任を得たとかと言って改憲に奔ることは余りに姑息であるとし、他の政党にも明確に憲法問題を選挙の争点にすべきだと求めました。

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憲法問題を参院選争点に　研究者有志が声明発表

しんぶん赤旗　2016年7月2日

　憲法研究者有志が１日、国会内で記者会見し、憲法問題を参議院選挙の争点とすることを求める声明を発表しました。清水雅彦日本体育大学教授ら７人の憲法研究者が会見に出席しました。

 

　声明は、安倍晋三首相が改憲に意欲を示してきたにもかかわらず、憲法問題を参院選の争点とすることを「安倍自公政権が回避しようとしている」と指摘。憲法問題を争点として明示せずに「選挙後に主権者の判断を仰がない政策をすすめることは、責任政党としてあまりに姑息（こそく）である」「国のあり方を最終的にきめるのは国民という『国民主権』原理にもとる行動」と批判しています。

 

　声明は各政党に「争点隠しをせずに、明確に憲法問題を選挙の争点にすべき」だと求めています。