7月4日発売の青年コミック誌「週刊ビッグコミックスピリッツ」に、日本国憲法全文と同誌連載中の漫画家13人のイラストを載せたとじ込み冊子の付録が付けられます。
A5判・44ページで、発行元の小学館は「若い読者層が多いコミック誌を通じて、選挙の争点の一つでもある日本国憲法についてぜひ考えてほしい」と説明しています。
同社は、1980年代に憲法全文とさまざまな写真家の作品を載せた本を出してベストセラーになった経緯があり、今回は写真の代わりにイラストを載せて憲法を紹介しようと考えたということです。
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<週刊スピリッツ> 憲法全文とイラスト付き冊子付録に
毎日新聞 2016年6月30日
小学館は7月4日発売の青年コミック誌「週刊ビッグコミックスピリッツ」に、日本国憲法全文と同誌連載中の漫画家13人のイラストを載せたとじ込み冊子の付録を付ける。参院選ただ中での特別企画について、同社コミック宣伝課の担当者は「若い読者層が多いコミック誌を通じて、選挙の争点の一つでもある日本国憲法についてぜひ考えてほしい」と説明している。
冊子はA5判で全44ページ。イラストはいずれも「日本」をテーマに描かれた。吉田戦車さんは東日本大震災で被害にあった海辺の町を、若杉公徳さんは熊本地震の被災地に向けた熊本・大分復興チャリティーライブを描き、すし屋や花火を絵にした作家も。通学路や国道沿いの街並みなど日常を描いたイラストもある。また、コミック誌本体の中でも、日本国憲法の特徴や改正の課題について解説している。
同社によると、1980年代に憲法全文とさまざまな写真家の作品を載せた本がベストセラーになった経緯があり、担当者は「当時の企画を参考に、今回は写真の代わりにイラストを載せて、憲法を紹介しようと考えた」としている。【木村光則】