2016年7月13日水曜日

13- 「防衛出動は違憲」自衛官が国を訴え 東京地裁

 安保法案の違憲性を自衛官自身が提訴する事態になっていました。
 「入隊時は集団的自衛権行使となる命令に従うことに同意しておらず、従う義務はない」と、に対し出動命令に従う義務がないことの確認を求め3月11日に東京地裁に提訴していまし
 その第1回の口頭弁論が11日に開かれ、例によって国側は原告には「訴えの利益はない」として却下を求めました。
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「防衛出動は違憲」 自衛官が国を訴え 東京地裁
毎日新聞2016年7月12日
 安全保障関連法に基づく防衛出動は集団的自衛権の行使となり憲法違反だとして、関東地方の陸上自衛官が国を相手取り出動命令に従う義務がないことの確認を求めて東京地裁に提訴したことが分かった。安保関連法が施行されて以降、各地で訴訟が起きているが現役自衛官の提訴が明らかになるのは初めて。 
 
 提訴は3月30日付。11日に開かれた第1回口頭弁論で、国側は「(防衛出動の条件となる)存立危機事態は発生しておらず、将来発生するかも不明で、訴えの利益はない」として却下を求めた。訴えによると、原告の自衛官は1993年に入隊した。憲法9条は日本への攻撃がない場合の武力行使を認めていないとした上で「入隊時は集団的自衛権行使となる命令に従うことに同意しておらず、従う義務はない」と主張している。【伊藤直孝】