2016年7月15日金曜日

参院選 森ゆうこ投票者の8割が改憲に反対 新潟県出口調査

 今回の参院選では、「憲法改正については反対派が多いものの投票する際の判断基準とする人は少ない」という投票行動が、共同通信・東京新聞の世論調査で確認されました。何とも不可解です。
※ 7月12日 参院選の総括 有権者は改憲勢力をどう意識したのか
 ところが新潟日報が行った出口調査によると、1人区の選挙区で森ゆうこ氏に投票した人の78・8%が「安倍晋三首相の下での憲法改正」に反対で、逆に中原八一氏に投票した人の64・8%が賛成であることが分かりました。
 当然のことですが、森氏(と中原氏)に投票した人たちは候補者の改憲への姿勢を十分に意識したうえであることが分かります。
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安倍政権下での改憲反対5割超 (新潟)県内 参院選出口調査
新潟日報 2016年7月13日
 新潟日報社と共同通信社が10日に県内で行った参院選出口調査で「安倍晋三首相の下での憲法改正」について賛否を聞いたところ、反対が51・5%と半数を超え、賛成の38・7%を12・8ポイント上回った。年代別では、20代は賛成が反対より多かったが、30代以上はいずれの年代も反対が上回ったグラフ(1)参照 添付省略 以下同
 
 年代別では、40代以上は反対が5割を超えた。最も反対が多かったのは40代で55・3%。以下、60代53・6%、70歳以上52・1%と続いた。20代は賛成が54・2%だった。
 男女別では、男性は賛成が43・3%、反対が49・9%。女性は賛成が34・1%に対し、反対が53・2%。
 比例代表で投票した政党別にみると、自民党に投票した人は賛成が65・1%に上ったのに対し、公明党に投じた人の賛成は52・6%にとどまったグラフ(2)参照
 民進党は反対81・2%、共産党は反対87・1%、社民党は反対78・4%だった。
 
 新潟選挙区の投票別にみると、当選した野党統一候補で無所属元職の森裕子さんに投票した人は賛成12・6%、反対78・8%。落選した自民党現職の中原八一さんに投票した人は、賛成64・8%、反対24・3%だった。
 
 調査は、新潟選挙区の36投票所で1514人に聞いた。