毎日新聞2016年7月19日
安全保障関連法廃止などを求める市民団体らが19日、東京・永田町の国会前で抗議集会を開いた。時おり雨も降る中、約4500人が集まり、「戦争法は憲法違反」「みんなの力で改悪止めよう」と声を上げた。
市民団体は昨年9月19日安保関連法が成立したことを受けて、毎月19日に国会前などで抗議を続けている。
民進、共産、社民の幹部らが登壇して「参院選では主権者である市民が一歩を踏み出した」と野党共闘の意義を強調。市民団体の代表者らも「参院選で改憲勢力が3分の2を超えたが、立憲主義に反する安保法制が正当化されたわけではない」などと次々アピールした。埼玉県新座市から訪れた無職の女性(65)は「安倍政権に負けるわけにいかない。1人区で11議席取れたのは野党共闘の成果で、今後も継続してほしい」と話した。【山崎征克】