2020年11月16日月曜日

16- 菅内閣支持微減48・3% 学術会議「説明不足」6割超(時事)

 時事通信が6~9日に実施した世論調査で、菅内閣の支持率は前月比29ポイント減の483%、不支持率は同40ポイント増の196でした。時事通信の調査では10月分も支持率は50%近くまで下がっていたようです。この先も支持率が上昇する要因はなさそうです。40%近くまで下がるのは時間の問題と思われます。

 学術会議の在り方を見直す政府方針に関して「賛成」540%で、「反対」119%、「どちらとも言えない・分からない」341でした。どうしても政府の論調に流されるのは残念なことです。
 時事通信の記事とブログ「かっちの言い分」を紹介します。
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菅内閣支持微減483% 学術会議「説明不足」6割超―時事世論調査

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 時事通信が6~9日に実施した11月の世論調査で、菅内閣の支持率は前月比2.9ポイント減の48.3%、不支持率は同4.0ポイント増の19.6%だった。日本学術会議の任命拒否問題で、菅義偉首相の説明が十分か尋ねたところ、「十分ではない」が63.4%で、「十分だ」11.3%、「どちらとも言えない・分からない」25.3%を大きく上回った。学術会議問題が支持率下落に影響したとみられる。

 任命拒否については「妥当だ」25.3%、「妥当ではない」36.7%で、「どちらとも言えない・分からない」38.0%。学術会議の在り方を見直す政府方針に関しては「賛成」54.0%で、「反対」11.9%、「どちらとも言えない・分からない」34.1%だった。

 内閣を支持する理由(複数回答)は、「他に適当な人がいない」16.9%、「首相を信頼する」14.7%、「印象が良い」11.7%と続いた。支持しない理由(同)は「期待が持てない」9.6%、「首相を信頼できない」7.7%、「リーダーシップが無い」5.2%の順。
 政党支持率は自民党が25.7%、立憲民主党が4.1%。以下、公明党2.6%、日本維新の会1.7%、共産党1.5%、社民党0.3%、れいわ新選組0.3%、国民民主党0.2%、NHKから国民を守る党0.2%で、「支持政党なし」は61.0%だった。
 調査は、全国の18歳以上の男女2000人を対象に個別面接方式で実施。有効回収率は63.4%。


菅内閣、早くも内閣支持率48.3%、後は下落するのみ。野党はチャンスを活かせ。
                      かっちの言い分 2020年11月15日
菅内閣支持率
時事世論調査であまり話題にならなかったが、菅内閣の支持率が50%を切って48.3%になった。この数字が今までの中で一番低い。学術会議の問題があったというがそれだけはない。任命拒否の説明不足という設問は間違っている。これは説明不足というよりは説明拒否のレベルで、説明拒否はいいか?、悪いか?で問うべきである。任命拒否が妥当する人が25%とは、まだ中々この問題の本質が理解されていない。政府の学術会議の見直しについては50%も賛成である。ショックで憂慮すべきである

内閣の支持率で支持しないのは19%であり、その理由の一番が「期待が出来ない」、次が「信頼出来ない」となった。安倍前首相が「信頼出来ない」が2番になったのはまだアベよりは信頼出来るのか? この数字を見て、自民はかなり心配になっている。安倍が自分なら来年1月にやると菅にメッセージを送っているが、このままオリンピックの予定日以降まで進めば支持率も40%の前半にまで下落するだろう。今日の街頭インタビューでオリンピックの開催を聞かれ、珍しく4名全員が出来ないでしょうと述べた。コロナ感染が出る以上、政府の支持率が上がる要因はない。逆に無策の政府に怒りが蓄積するので支持率が上がる理由がない。

明らかに内閣支持率が下がるのに、野党第一党の立憲は政党支持率が4.1%とは悲しくなる。れいわが0.3%で国民民主の0.2%より多いのが示唆的である。れいわは山本太郎一人で支持を稼いでいる。街宣を聞いていてもカリスマ性、説得性がある。その反対に立憲も国民も代表のカリスマ性はない(私には感じさせない)。立憲は一時期10%を超えたが、どんどん減らしている枝野代表の責任は大きい。名前も、顔も変わらなければ折角のチャンスも活かせない。共産、れいわを巻き込んでどんどん進めるリーダーシップが必須である。それが出来ないようなら自公に勝つなんて夢だ。

菅内閣支持微減48.3% 学術会議「説明不足」6割超―
時事世論調査
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020111300810&g=pol 

                  (後 略)