2020年11月23日月曜日

2020年日本平和大会開く オンラインに3000人超

 「なくそう!日米軍事同盟・米軍基地 2020年日本平和大会」が21日、オンラインで開かれ、約500カ所の視聴会など3000人以上が参加しました。

 全体集会には共産党の小池書記局長、「沖縄の風」の伊波洋一氏 れいわの山本太郎代表などがメッセージを寄せました。

 関連行事として22日に「横田基地にオアスプレイはいらない東京大集会」が開かれ、23日には自主企画として学習会「尖閣列島と南沙問題」が開かれます。

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軍事同盟・基地なくそう 日本平和大会開く オンラインに3000人超
                       しんぶん赤旗 2020年11月22日
 「なくそう!日米軍事同盟・米軍基地2020年日本平和大会」が21日、オンラインで開かれ、約500カ所の視聴会など3000人以上が参加しました。
 全体集会では全労連の小畑雅子議長が開会あいさつし、日本平和委員会の千坂純事務局長が主催者報告。菅政権による沖縄・辺野古基地建設や「敵基地攻撃」の具体化、日本学術会議の会員任命拒否などを批判し、「背景にある日米軍事同盟からの離脱を今こそ求めていこう」と強調。安倍改憲阻止やイージス・アショア(陸上配備型迎撃ミサイルシステム)撤回などをあげ、「市民の力で変えられる。総選挙で市民と野党の連合政権をつくろう」と述べました。
 米国、フィリピン、韓国から軍事基地の現状を報告。非核フィリピン連合のコラソン・ファブロス事務局長は、28年前に米軍基地を撤去させたが、中国封じ込めで米軍が戻ろうとしていると報告。韓国の韓信大学統一平和政策研究院の李俊揆(イ・ジュンギュ)さんは、「軍事同盟や基地再編に立ち向かう日韓市民のたたかいが重要」と指摘しました。
 学術会議の会員任命を拒否された小沢隆一東京慈恵会医科大学教授ら3氏が連帯のスピーチ。小沢氏は「異論排除の政治が横行すれば、精神的自由権、憲法そのものの危機です」と述べました。「市民連合」呼びかけ人の中野晃一上智大学教授は、「総選挙で平和への道を示し、誰もが命や生活が守られる政治の選択肢をつくりたい」と表明しました。
 日本共産党の小池晃書記局長・参院議員、「沖縄の風」の伊波洋一参院議員、れいわ新選組の山本太郎代表がメッセージ。小池氏は「市民と野党の共闘で軍事基地のない新しい日本をつくろう」と呼びかけました。


平和大会全体集会 小池書記局長がメッセージ 市民・野党共闘で基地のない日本へ 「沖縄の風」伊波氏 れいわ山本代表も
                       しんぶん赤旗 2020年11月22日
 日本平和大会には、日本共産党の小池晃書記局長、「沖縄の風」の伊波洋一参院議員、れいわ新選組の山本太郎代表がメッセージを寄せました。
 小池氏は、菅首相の日本学術会議会員の任命拒否は、「学問の自由を脅かし、科学者を戦争に総動員した侵略戦争の歴史の教訓を踏みにじるものだ」と批判。言論・表現の自由を脅かす全国民の問題だと強調し、「侵略戦争に命をかけて反対した政党として、任命拒否を許さない、学問の自由を守り抜くたたかいに全力を挙げる」と述べました。
 米大統領選に触れ、「アメリカいいなりの異常な従属関係を正して、対等平等の日米関係をつくっていくために、全力をあげたい」と表明。
 菅政権のアメリカいいなりの兵器爆買いや、辺野古の新基地建設押し付けを批判し、「今こそ軍事費を削ってコロナ対策に回せ、軍事同盟優先の政治を改めろと声を上げるときです」と呼びかけました。
 来年1月に発効する核兵器禁止条約に唯一の戦争被爆国の日本に署名・批准をさせようと強調。「軍事同盟優先、『戦争をする国』に向かう動きを止めましょう。大阪では住民投票で勝利をしました。市民が力を合わせれば政治を変えることができます」と訴えました。
 総選挙で、市民と野党の共闘で平和で軍事基地のない新しい日本をつくろうと呼びかけ、「野党連合政権で政治を変えましょう。日本共産党自身も、躍進をめざす決意です」と表明しました。