2020年11月6日金曜日

「今 私が言っているのが事実です」次々と変わる菅答弁(まるこ姫の独り言)

 菅首相は自分が日本学術会議会員の任命を拒否した理由について、到底それに値しない言い訳をするたびに野党から追及され、次々と新たな言い訳を口にして来ましたが、その一つひとつが以前に語ったことと矛盾するものでした。それでは「泥棒の始まり」と昔から言われてきた「ウソ吐き」と変わりません。
 5日の参院予算委で、蓮舫それを問われるとついに今、私が言っているのが事実です」と言いました。何のことはない「以前言ったことはウソでした」というわけです。
 恐れ入るほかはありませんが、もしもそれが通用するのであれば、明日また新しい「事実」が出たとしても何の不思議もありません。「明日は明日の風が吹く~♪」で世を渡ろうというのでしょうか。恥も外聞もない人には敵いません

 まるこ姫のブログ「『今、私が言っているのが事実です』次から次へと答弁が変わる菅答弁」を紹介します。
 併せて3日付のまるこ姫のブログ「想像以上に酷かった菅の答弁。たどたどしくて支離滅裂、矛盾の極み」を紹介します。
 註 文中の青字・太字強調部分は原文に拠っています。
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「今、私が言っているのが事実です」次から次へと答弁が変わる菅答弁
                         まるこ姫の独り言 2020.11.05
「今、私が言っているのが事実です」

その前の衆議院予算委員会でも、次から次へと答弁が変わってきた。
今日の参議院予算委員会で、蓮舫に問いわれた時の菅の答弁がこれ
>今、私が言っているのが事実です

菅は自分の答弁の上書をどんどんして平然としている。
誠実さがみじんも感じられない。

衆議院で語った答弁と、参議院で答弁している話が微妙に違ってきているが、言いきればそれが「真実」がとなると思っているようだ。
野党がどれだけ鋭い質疑をしても、総理が次から次へと答弁を変えて「今、私が言っていることが事実です」と言えば糠に釘で終わってしまう。
カメレオンの生まれ変わりみたいな菅。

初めての衆議院でのヨタヨタ・たどたどしい答弁で、参議院に対する答弁方針を修正したのか、少し強気なのかな?と思ったが、トップバッターの蓮舫には通用しない。

蓮舫は滑舌が良く、論点もすっきりしていて・切っ先鋭い質疑は惚れ惚れするが、その蓮舫が厳しい追及をしている。

学術会議に対して女性比率が少ない、バランスが悪いなど言っているが、この20年間で女子比率は38%に増えた、あなたの内閣の女性比率は何パーセントですか?と聞いたら、何も答えられない。

結局、加藤官房長官が答えたが、1割にも満たない。
これだけ自公内閣が・若くもないし、民間はいないし、女性閣僚がほとんどいないし、しかも既得権益の塊なのに、学術会議の組織を「既得権益の塊」だなんて言えないよなあ。。。。

答えられない菅の切り札は、「人事についてのお答えは差し控えたい」
どうもこれで乗り切るつもりのようだ。

やっぱりキーマンは杉田官房副長官ということだ。
杉田本人から、どういう考えで99人だけの名簿を総理に見せたのかを説明させるべきだと思うが、野党の要求にしたいして自民党は「国会の前例」を盾にして拒否している。

前例踏襲打破はどこへ行ったのか。
菅は都合の良いときだけ打破、自民党国対は「国会の前例」

表向きには国民のために働くと言いながら、相変わらず自分の政権維持のためにしか動かない自民党では行革なんて夢のまた夢だ。

国会の古き悪しき前例を見直すことこそ「前例打破」であり、改革じゃないのか。


想像以上に酷かった菅の答弁。たどたどしくて支離滅裂、矛盾の極み
                         まるこ姫の独り言 2020.11.03
昨日からようやく予算委員会が始まった。
午前中は自民党や公明党のヨイショ質問ばかりで見る必要もないと思ったが、、どうやら下村博文の質問は度を越して酷かったらしい。

下村
>菅総理は、毎朝、お母さんに、毎日、電話をされると言うことを、聞いたことがあります。

はあ?
親に電話をすることと、国の予算をや国の重要事項についての審議を行う予算委員会と何の関係があるのかな?
こんなくだらない質疑をするから、自公の質疑は要らないと言われるのだ。
現に要らないし。

午後からは本格的に野党の質疑だったが、菅は総理としての器じゃない場面ばかり見せつけられてしまった。
やっぱり前から言われていたように、すべて支離滅裂で整合性が取れず答弁になっていなかった。

私の中では安倍が断トツの酷い答弁で、安倍ほど酷い答弁する首相は居ないだろうと思っていた。
が、今回の菅は安倍の上を行ってしまうほどのすさまじさだった。
上には上がいるものだ。はあ。。。。(溜息)

委員長の金田と言い、ショボくて貫禄の無い菅と言い、グダグダの委員長、その上行くグダグダの総理大臣 疲れる~

ほとんどの野党議員が6人任命拒否の理由を知りたくて菅に問いただしても、加藤陽子氏以外の人は知らない人なのに拒否するにあたって心底悩んでみたり(名簿も見ていなかった)、出身大学に偏りがあると何度も言って、旧帝大を目の敵にしていたのに、数少ない私大の教授まで任命拒否の対象にしたり、内容が支離滅裂で菅が何をしたかったのか、さっぱり分からなかった。

しかも菅は答弁できなくなると、必ず「人事の事は答弁を差し控えたい」
これで議論をシャットアウトするつもりだろうが、こんないい加減な答弁が通用すると思っているとは。。。

そもそもどんな理由で任命拒否されたかわからなかったら、学術会議の方も、どんな基準で推薦して言いかわからなくなる。
理屈にもならないことを平気で言う菅。

野党の質疑とまったく違う答弁を何度も繰り返し、それも原稿を読むだけ。
何を質疑されているのか、自分で分かっていなかったのか。

菅の答弁は、安倍政権下での使い物にならないポンコツ大臣と同じ稚拙な受け答えで、野党議員も国会中継を見ている多くの国民も、こりゃ、ダメだと思ったのではなかろうか。

官房長官時代の木で鼻をくくった答弁は相変わらず健在で、こんな答弁で国会を乗り切るつもりでいるのか。
自著では、NHKの課長を飛ばしたことをさも得意げに吹聴していたのにね。

素晴らしく使い物にならない議員を総理大臣にした自公の責任は大きいのではないか。
早くも「国破れて山河あり」の予感がしてきた。