2020年11月24日火曜日

24- 東京地検が安倍秘書を任意聴取 今の検察に期待できるのか(まるこ姫の独り言)

 いまさらの感じですが、安倍氏が首相の座を降りてからでないと動けなかったということなのでしょうか。東京地検が例の「桜を見る会」の前夜祭を巡り、安倍前首相らに対して政治資金規正法違反容疑などでの告発状が出されていた問題で、安倍氏の公設第1秘書らから任意で事情聴取をしていたことが、23日、一斉に報じられました。単なる検察のポーズで終わるのか、それとも立件に進展するのか注目されます。
 この件では読売新聞が23日の朝刊に【独自】と銘打った記事を出しました。
 スクープということであれば、あの読売新聞が? と興味が湧きます。ただ読売の記事では、前夜祭の会計問題が国会で追及された方向で捜査が進んでいることは分かりますが、具体的な金額等は書かれていません(他の各紙も同様)。金額まで報じたのは昨夕のNHKのニュースなどです。

 まるこ姫は23日の「 ~ 今の検察に期待できるのか」と題したブログに、「私は検察は絶対にそんな気などないと思っている」と書きました。
 NHKの記事によれば、去年までの5年間にかかった懇親会の費用のうち、安倍前首相側が少なくとも800万円以上を負担した(=後援会員の分を支払った)としています。それは今後捜査が進展しても動かないことでしょう。
 もっと微々たる額の政治資金規正法違反で辞めた国会議員もいます。比較にならないにしても、地方自治体の役人などが十数万円程度の収賄で免職させられているケースはざらにあります。検察は厳正に対処するべきです。
「まるこ姫の独り言」とNHKのニュースを紹介します。
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東京地検が安倍秘書を任意聴取が大きな話題だが、今の検察に期待できるのか
                     まるこ姫の独り言 2020.11.23
東京地検が安倍秘書を任意聴取したそうで話題になっているが、今の検察に期待できるのか。
あの読売が記事にしたとして潮目が変わったと言う人も出てきているが、潮目など何も変わっていない。
一応、読売も全然ノータッチと行かないだろうし、他のメディアに追随しているだけじゃないのか。

【独自】安倍前首相の秘書ら、東京地検が任意聴取…「桜を見る会」前夜祭の会費補填巡り 
                   読売新聞オンライン 11/23(月) 5:03配信
>安倍晋三前首相(66)側が主催した「桜を見る会」の前夜祭を巡り、安倍氏らに対して政治資金規正法違反容疑などでの告発状が出されていた問題で、東京地検特捜部が安倍氏の公設第1秘書らから任意で事情聴取をしていたことが、関係者の話でわかった。特捜部は、会場のホテル側に支払われた総額が参加者からの会費徴収額を上回り、差額分は安倍氏側が補填(ほてん)していた可能性があるとみており、立件の可否を検討している。

読売のセコイところは、見出しに「独自」とうたっているが、なにが独自なものか。
どの社も、みんなこの安倍秘書に地検が事情聴取したと言う事を記事にしている。

しかし、自民党議員の政治資金規正法がらみの犯罪は後を絶たないがほとんどの議員が、執行猶予とか不起訴で終わっている。
どの議員も限りなく怪しくて立件しようとすればできた筈なのに、検察はおとがめなしで来た。
本当に捜査する気が有るのだろうかと思う事しばしばで歯がゆいことこの上なかったが、小物でさえそうなのに、検察は大物の前安倍総理に対しての疑惑を解明する気などあるのだろうか。

私は検察は絶対にそんな気などないと思っている。

郷原弁護士のコメントのように、「捜査を尽くせば、何らかの違法行為が明らかになる可能性が高い。」としてもこの国の司法や検察は腐りきっている。
今まで見てきた検察は、手本のように「強き物になびき、弱きものをくじく」で、自民党議員に対してはすべて及び腰で来た。
甘利のあっせんURの利得疑惑がいい例じゃないか。
証拠の音声データが次から次へと出てきても証拠不十分で不起訴になった。
私たち国民は何度も何度も歯がゆい思いをしてきた。

今の検察が、昔のロッキード事件のような性根を据えた捜査をするとは思えない。

いくら安倍の秘書に対して、検察が任意で事情聴取を行ったとしても、ほとんどガス抜き、アリバイ作りのために行っただけで、本腰を据えて立件しようとする気などない。
それが今の検察じゃないか。
安倍を立件しようとすれば菅政権の面々にも影響が及ぶ。
ほとんど安倍とつるんできた議員は菅政権の中にごまんといるし、菅に迷惑が掛かるようなことを、検察がやるわけがない。

残念ながら、もうこの国では正論は通じないし、腐った組織が助け合って犯罪を隠蔽するだけだ。


“安倍前首相側 800万円以上負担”示す内容 ホテル側領収書に
                 NHK NEWS WEB 2020年11月23日19:33
「桜を見る会」の前日夜に開催された懇親会をめぐる問題で、会場のホテル側が作成した領収書には去年までの5年間にかかった懇親会の費用のうち安倍前総理大臣側が少なくとも800万円以上を負担したことを示す内容が記されていることが、複数の関係者への取材で新たに分かりました。
東京地検特捜部もこうした経緯を把握し、安倍前総理大臣の公設第1秘書らから任意で事情を聴くなどして確認を進めているものとみられます。

「桜を見る会」の前日夜に開かれた安倍前総理大臣の後援会主催の懇親会は、7年前の平成25年から去年まで都内のホテルで毎年開かれ、会費5000円で支援者らが参加していましたが、野党側が国会で「安倍事務所が費用を補填(ほてん)していたのではないか」などと追及し、全国の弁護士らからは政治資金規正法違反などの疑いでの告発状が提出されています。

明細書に“5年間の費用総額 2000万円超”記載 
複数の関係者によりますと会場となった2つのホテルは、懇親会の費用の総額などが記された明細書を安倍前総理大臣の事務所側に宛てて作成していて、去年までの5年間の費用の総額は合わせて2000万円を超えることが記されているということです。

“安倍前首相側 800万円以上負担”示す内容 ホテル側領収書に
さらに、この総額から参加者から集めた会費分などを差し引いた少なくとも800万円以上については安倍前総理大臣側が負担したことを示す領収書が作成されていたということです。

東京地検特捜部 安倍前首相の公設第1秘書から任意で事情聴く 
東京地検特捜部もこうした経緯を把握し、後援会の代表を務める安倍前総理大臣の公設第1秘書らから任意で事情を聴くなどして確認を進めているものとみられます。

懇親会の費用 事務所や後援会の収支は一切ないと説明 
安倍前総理大臣はこれまで国会などでホテル側との契約は懇親会の個々の参加者との間で交わされたとしたうえで、「懇親会のすべての費用は参加者の自己負担で支払われており事務所や後援会の収支は一切なく、政治資金収支報告書に記載する必要はない」と説明し、明細書についても「事務所に確認したがホテル側からの発行はなかった」と説明していました。

安倍前首相の事務所「コメントを差し控える」

安倍前総理大臣の事務所は23日午後、「先般、刑事告発されたことを受けて説明を求められましたので、捜査に協力し、真摯に(しんし)対応させていただいているところです。なお、詳細については、コメントを差し控えさせていただきます」とするコメントを発表しました。