2026年7月25日土曜日

公邸にこもり来客なし…どんどん見放される「孤独の宰相」高市早苗

 国民生活の困窮度を示すエンゲル係数はなんと1986年(昭和50年代のレベルにまで悪化しました。
 首相就任以来これまでに高市政権がやったことと言えば、「軍拡」政策とそのための国民統制の法案制定の一本槍で、国民生活の安定化にはそもそも何の関心もないし、また何をやればいいのかの知識もありません。
 威勢のいいことを口にしますがそもその経済学の基礎知識がないので、彼女の発言によって内閣発足以後1ドル151円が163円と12円も下がり、この「円安・インフレ」を呼び込んだという認識がありません。いまだにそれを鎮めることが出来ずにいるのは当然です。
 そしてやることと言えば、公邸に引きこもってXを投稿することで、支持率が急落すると『総理就任以来、0時間~3時間睡眠が常態化』と訴えて同情を引こうとする有様で、国民から痛烈な批判を浴びたことは言うまでもありません。「貧すれば鈍す」です。
 日刊ゲンダイの記事を紹介します。
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公邸にこもり来客なし…どんどん見放される「孤独の宰相」高市早苗
                         日刊ゲンダイ 2026/07/22
                      (記事集約サイト「阿修羅」より転載)
 各社の世論調査での支持率下落は化けの皮が剥がれた結果だろう。
 女性初の首相、振りまく笑顔の好感度、強い経済への期待、庶民に寄り添う減税待望。それらがすべて逆回転し、逆に失望に転じている。
  ◇  ◇  ◇
 高市早苗、65歳。この国の女性初首相の自己愛の強さは岩盤級だ。海の日が絡んだ3連休最終日の午後10時半過ぎ、Xにこんな投稿をして世間をア然とさせた。
7月に入ってからの土日は、公邸で『骨太方針』『日本成長戦略』『地域未来戦略』に関する分厚い資料を早朝から深夜まで読み続け2週目は与党審査で加筆修正された部分を熟読検討するなど、高市内閣が初めて骨太方針や概算要求段階から関われる令和9年度予算や本格的に取り組める中長期の成長戦略に向けて、半端ない情熱を注いでいました。
 併せて、先週末までは、週明けの国会答弁に備えた資料読みやペン入れなどもあり、書類の山と格闘して過ごしていました
 子どもの夏休み日記がごとき「まいにちがんばってます」アピールは、まだまだ続く
〈この土日も、閣議決定を目前に控えた3本の文書の最終案を再度読み込んだり、数千通も溜まってしまったメール処理で今日(月)の明け方まで仕事に追われていましたが、今日の海の日の午後は、私的に使える貴重な時間になりました〉
〈今日のお休みは本当に有難く、久々に5時間も睡眠を取れた上(総理就任以来、0時間~3時間睡眠が常態化)、昼からは、手付かずだった大量の洗濯後のハンカチやインナーのアイロンかけと、お裁縫(スカートの裾のほつれのまつり縫いやジャケットの緩んだボタンの補強)を一気に処理
 私は特にアイロンかけが下手で時間がかかるので、つい先延ばしにしていた結果、スーツに合わせるインナーが殆ど無い状況に。
 これで会期末までのハンカチとインナーを確保でき、明日から又、頑張れます!〉

著書で「お金で解決するタイプ」
 首相就任から9カ月となる中、睡眠時間が「0時間~3時間」なんて、にわかに信じがたい。重量級の閣僚は未経験とはいえ、衆院当選11回を数えるベテランで、自民党政調会長だった時期もあるのに、政策をイチからねっちりチェックするのか。高市は国政選挙に初挑戦する1カ月前に出版した初著書「30歳のバースディ その朝、おんなの何かが変わる」で、高1時代に交際した大学生の彼氏のエピソードを披露し、〈その人にはデパートの編み物コーナーで買ったマフラーを手編みと偽ってプレゼントした〉〈昔から私ってお金で解決できることは何でもお金で解決してしまうタイプ〉とハッキリ書いている。国家経営にあたっている今こそ、なぜアウトソース⇒外注委託)を活用しないのか。そうでなくても、持病の関節リウマチを考えれば、無理は禁物なはずである。
 立正大名誉教授金子勝氏(憲法)は「投稿内容が事実だとすれば、国会で初めて質問に立つ新人議員だとか、初の答弁に臨む新米大臣なのかと疑うレベル」と言い、こう続ける。
「内閣支持率の急落に焦っているのでしょう。1月に衆院を解散して以降、首相の国会運営は議会制民主主義を破壊している。支持離れは化けの皮が剥がれた結果でもあるし、世論が催眠術からようやくさめつつあるとも言えます。国民監視の不安が拭えない国家情報会議などの新設、立法事実が不明な国旗損壊処罰法の創設、そして世論の大半が歓迎する『愛子天皇』の誕生を阻む改正皇室典範の強行。宣言通りに『国論を二分する政策』に邁進し、円安物価高に苦しむ暮らしは置き去りですから、女性初首相に対するふんわりとした期待はしぼむのが道理です。誤解を恐れずに言えば、女性特有の甘えが全開。国のリーダーとしての資質に自ら疑義を呈するほど追い込まれている一方、利用できるものはトコトン利用しようとするシタタカさも垣間見えます」

国家経営と家事、究極の二足のわらじ
 高市は21日も午後6時過ぎには公邸へ引っ込んだ。物議を醸しているXには〈平日は、公邸に戻ってから、風呂掃除、入浴、夕食、夕食後の洗い物、洗濯、簡単な掃除まででプライベートな時間は精一杯で、後の深夜時間帯は明け方まで官邸から持ち帰りの資料読みや国会答弁資料読みに追われます〉とも書いていたから、風呂掃除からのルーティンに汗をかいていたのだろうか。国家経営と家事。究極の二足のわらじ履きを声高に言う首相は前代未聞だ。
 7月の土日と祝日の計7日間のうち、高市は5日も公邸に引きこもり。出かけた先は右派団体の日本会議が関わる「安倍晋三元総理の志を継承する集い」と、高額アクセサリーを身に着けてご満悦だった「日本ジュエリーベストドレッサー賞」の表彰式だけ。1人の来客もなかった。「高市総理・総裁」爆誕の立役者だった自民党副総裁の麻生元首相は、首相在任中の体験を「ドス黒いまでの孤独」と形容したものだが、高市のそれは愛想を尽かされ、見放されているがゆえ感が半端ない。唯我独尊の1強支配が崩れる脆さは、異様な首相動静にくっきりと表れている。

「どう見えるのか」下心に辟易
 政治ジャーナリストの角谷浩一氏はこう言う。
「そもそも、首相の役割は総選挙大勝で終わったも同然だった。内閣支持率が下落傾向に転じた途端、自民党の国対から批判がボロボロ出始めたのは当然です。解散総選挙をにらんでいるのであれば、通常国会を早期に召集するよう進言したにもかかわらず、聞く耳を持たなかった。結果、衆院選後の特別国会は窮屈になったのに、2026年度予算の25年度内成立をゴリ押し。余計に野党との関係がこじれて年度をまたいだ。事務所をめぐる一連の疑惑が浮上すると、露骨に国会を軽視して審議ストップを招き、土壇場で8日間の会期延長する事態になった。首相の頭の中は〈どう見えるか〉の下心ばかりで、その言動は全方面に誠実さを欠いています。〈答弁に代えたい〉と言って唐突に持ち出した公設第1秘書の『陳述書』とやらも提出されない。参院できょう審議入りする維新肝いりの副首都創設法案もどうなることやら。維新は金看板の『大阪都構想』の足がかりとすべく、今国会での成立を期してさらなる会期延長を言い出していますが、次の総選挙で議席減が確実な自民党からすれば、首相と維新に付き合い過ぎるのは得策ではありません」

 笑顔を振りまく女性初首相の誕生に世間は沸き、「日本と日本人の底力を信じてやまない」と叫ぶ右寄り主張に強い経済への期待は高まり、「悲願」と繰り返した食料品の消費税2年間ゼロは庶民の心をつかんだ。しかし、それらは見事にすべて逆回転。作り笑いは人間性を疑うレベルだし、「骨太ショック」で長期金利急騰と円安加速を引き起こし、消費税減税は「社会保障国民会議」に丸投げ。「働いて×5まいります」なんて大言壮語はマトモな人間には吐けないということだ