2015年11月28日土曜日

共産党は野党共闘に本気 北海道5区で選挙協力の姿勢

 野党共闘を提起している共産党は、民主党がいまなお態度を明確にしていないなかでも、町村議員死去に伴う北海道5区の補選既に決めていた候補者を降ろして民主党候補を応援することで、野党共闘の第1号の選挙としようと民主党に働きかけています。
 ブログ「かっちの言い分」が取り上げましたので 紹介します。
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共産党は野党共闘に本気だ 北海道5区の選挙協力が布石となる
かっちの言い分 2015年11月26日
共産党が次期参議院選挙で、野党共闘しての国民連合政府を提案している。これに対して、民主党の前原氏は、共産党と組むと、党の土台は白シロアリにやられると述べ、枝野幹事長がこの発言について共産党に謝罪している。共産党もここまで言われれば、「もうやめた」と言ってもいいぐらいだが、じっと耐えて大人の対応をしている。
 
その共闘第1号となる選挙が、北海道5区の町村議員死去に伴う補選になるようだ。共産党は、もう既に決まった候補者を降ろしても、野党共闘の第1号の選挙としようと民主党に働きかけている。自民党は、町村前議員の娘婿を擁立することを決めている。
 
2014年の衆議院選挙結果は以下のようになっている。
町村 信孝氏 自民         当選 131,394票(50.9%)
勝部 賢志氏 民主(党同幹事長)     94,975票(36.8%)
鈴木 龍次氏 共産新(党道委員)     31,523票(12.2%)
民主と共産を合わせれば、126,498票であり、ほぼ町村前議員と拮抗している。知名度抜群の町村氏に対して、もう少しの数である。これが、野党5党が推薦で1本化すれば、まだ知名度の無い町村氏娘婿の候補に対しても、十分な競争力を持つ。もとも
と、北海道は野党が強い地域である。勝ち目は十分ある。
このような運動は、最初の出だしがいいと、それを先鞭として雪崩現象を作ることが出来る。これが全国に広がれば、自公は脅威であろう。 
 
北海道5区補選、候補取り下げも=野党共闘に期待-共産・志位氏
時事通信 2015年11月26日
 共産党の志位和夫委員長は26日の記者会見で、自民党の町村信孝前衆院議長の死去に伴い来年4月24日に投開票される衆院北海道5区補選への対応について、民主党などと選挙協力で合意できれば、既に擁立した共産党公認候補を取り下げる考えを明らかにした。
 志位氏は同補選について「野党共闘で勝利するスタートにしたい。勝てれば、(来年夏の)参院選へ大きな流れをつくり得る」と強調。民主党などとの調整がつけば「一般論として私たちは立候補を取りやめることはあり得る」と述べた。
 これに関し、民主党の岡田克也代表は26日の記者会見で、「しっかりした候補を立てようと民主党として対応している段階だ。早く立てるべきだと選対の尻をたたいている」と述べ、同党の候補者選定作業を急ぐ考えを示した。
 同補選で自民党は、町村氏の次女の夫を後継として擁立する方針。